ブルーベリーが育てるのは、果実だけではない。~恩方中学校STEAM教育の挑戦~
- 公開日
- 2026/07/14
- 更新日
- 2026/07/13
1年生の出来事
恩方中学校では、今年度より聖パウロ学園との共同管理によるブルーベリー農園を活用し、特色あるSTEAM教育を推進しています。生徒たちは、収穫や生育観察を中心に活動し、自然と向き合いながら教科横断的な学びを深めています。
今年は熊の出没が相次いだことから、安全面を最優先に考え、農園の日常管理や除草作業は教職員が担当してきました。生徒が安心して活動できる環境を整えた上で、今回、生徒たちは色づき始めたブルーベリーの収穫を中心に活動を実施しました。樹木には青く熟した実と、これから熟す赤や緑の実が数多く実っており、「どの実が食べ頃なのか」「なぜ同じ木でも熟す時期が違うのか」といった疑問を持ちながら、一粒一粒を丁寧に観察し、収穫しました。
この活動は、単なる農業体験ではありません。植物の生育や環境について理科の視点から学び、収穫量や品質を記録・分析することで数学や情報活用能力を育みます。さらに、地域資源を活用した学習や今後の活用方法を考えることで、課題発見・課題解決能力を養うSTEAM教育へとつながっています。
今後は、収穫したブルーベリーを活用した商品開発や地域との連携、収穫量や糖度の比較など、探究活動をさらに発展させていく予定です。実際に手を動かし、自然に触れ、自ら考える経験は、教室だけでは得られない貴重な学びとなっています。
恩方中学校では、これからも地域の豊かな自然環境を教育資源として生かし、「本物に触れる学び」を大切にしたSTEAM教育を推進していきます。一粒のブルーベリーには、生徒たちの探究心や協働する力、そして地域への愛着を育む大きな可能性が詰まっています。