学校日記

1月20日(火)言葉も含めた「暴力」は、その場にいる人をも傷つける(傷つけているのは直接の相手だけではない)

公開日
2026/01/20
更新日
2026/01/20

学校長より

「暴力」には、叩く、蹴るなどの物理的な暴力の他に、他者の心を傷つける言葉の暴力があります。

心の傷は、擦り傷のように治癒が目に見えるもこではありません。だからこそ、心を傷つけることも暴力だということを一人一人がしっかりと認識しなければなりません。 

そして、これら暴力行為の非常にやっかいなのが、「自分を含め、その場に居合わせた全員の心を傷つけている」ということです。 

芸能人、政治家などへのネットにおける過激なバッシングは、暴言を見ることによって「こいつは許せん」とばかりに、一般の人に潜んでいた攻撃性にスイッチが一斉に入るものです。人は自分に関係ない暴言でも、なかなかスルーできないのです。

このように、他人の暴言を聞いた脳は、自分には無関係なものなのに、強いストレスを感じているのです。 

このことを知った上でも暴言・暴力が止められない人は、以下のような特性があるのではないでしょうか。

○ほぼ無意識に人に序列をつけ、相手を下に位置付けようとする。一人になる、一人で決めることを過度に恐れる(自己肯定感の向上に支援が必要)

○他者を攻撃する他に夢中になれること、楽しめることが ない(夢中になれることを見つけるのに支援が必要)

○知っていても自分をコントロールできない(衝動性に支援が必要)

○知らないことにしてしまう、忘れっぽい人(理解力に支援が必要)


ご家庭でも、「いかなる理由があっても、暴力・暴言が許されない」ということ、また、「そこにいる人たちみんなを傷つけている」ということについて、親子で話題にしてください。

そして、お子さんの他者への攻撃性が高い時期には、その背景はどこにあるのかに目を向けていただきますとともに、お子さんが他者から攻撃された際には、相手をどのように捉えて自分の心を保てばいいのかについても、平穏な時を捉えて話題にしながら助言をしてあげてください。


★これは、教師対児童、大人対子ども、大人同士でも当然同じことです。教職員は、自分の言葉、自分の振る舞いが、相手のみでなく、その様子を見ていた子どもたちにも影響を与えていることを理解し、強く意識をして、不適切な言動を避けて教育活動を進めなければなりません。すべての教員が子どもたちにとって安心できる存在となるよう、校内研修を何度も何度も行ってまいります。