11月12日(水)見た目<「体と心」の健康安全(運動会に向けて)
- 公開日
- 2025/11/12
- 更新日
- 2025/11/11
学校長より
今月末の運動会に向けた取組が始まっています。子どもたちへの指導にあたり、「全員一律、完成度の高い見た目(できばえ)」よりも大切にするべきことをお伝えします。
「子どもの『体』の安全」
○同学年でも、身のこなし、たくみさには個人差があります。いわるゆ組体操のような、接地していない子が手をつなぐなどして不自由になる技は避けるようにいたします。(怪我の防止)
○今年度は寒い時期の開催です。統一感を出すことをねらいとした半袖半ズボンでの演技、競技は重要視しません。(防寒対策、怪我の防止)
★先日紙面配布のお知らせ【写真2】でもお知らせいたしましたが、子どもたちが他学年の応援、鑑賞をする際の防寒対策として、着脱しやすい上着、防寒着を当日着用させていただきますようお願いいたします。また、足腰の冷え対策として、厚手のひざ掛けなども持たせていただけると助かります。
「子どもの『心』の安全」
○すべての子に皆と同じできばえを求めることはしません。一人ひとりが、取組開始の頃よりもできること、参加場面が増えたことを認める指導を行います。(個人内評価)☆体育技能は各学年の評価基準に基づいて評価します☆
運動会や学芸行事(音楽会、展覧会、学習発表会)では、運動や芸術が好き・得意かどうかにかかわらずに、皆の前での表現を半ば強制されます。これは、学習の苦手な子が、授業参観の時に暗算リレー的なことをやらされることに近い感覚です。
運動が得意でない子は、運動会とはちがう他の行事や生活、学習でキラッと光る場面があるものです。
教員と運動の得意な子どもたちが思う「できばえをよくしたい」の気持ちもわかります。でも、できばえ以上に大切なのは、すべての子どもたちの「心と体」の健康・安全です。
一人ひとりなりの到達目標をともに考えながら、引っ張りすぎるでも、放任でもない絶妙な個別指導を探りながら目指してまいります。