学校日記

10月22日(水) 身につけてき力を宿泊でも発揮する(八ヶ岳移動教室、学校は社会の縮図、合意形成、調整力の伸長)

公開日
2025/10/22
更新日
2025/10/22

学校長より



来週の火曜と水曜(10月28・29日)、5年生が1泊2日で八ヶ岳移動教室に行きます。

【写真1.2】今日の中休み、キャンプファイヤーの係が当日の運営や盛り上げ方を確認していました。準備の成果が発揮できるよう天気がよいことをお祈りです!

さて、社会で生きていく上では、個の思いを100%表出してしまうわけにはいきません。今回の移動教室においても、班づくり、レクの内容、部屋の掃除などでは、誰かにとって100点であるということは、別の誰かにとっては60点以下になってしまいがちです。

ですので、少しずつ譲り合いながら、みんなにとって80点な落とし所を模索(合意形成)し、みんなが80点だったことを「成功」と捉えられるようなものの見方が大切です。


公立小中学校の人間関係は、学区域が同じというだけで集められた児童生徒で構築されます。学校はいわば社会の縮図であり、性格や価値観の相違があって当たり前です。だからこそ、「みんなが80点」を共通の目標とする「仲間」として、社会を生き抜く調整力を学校で育むのです。


宿泊を伴う移動教室は、これまで学校や家庭で身に付けてきたこれらの力を、異なる環境で発揮する学習です。だからこそ、当日だけ頑張るということは難しく、普段の生活の中で合意形成力、調整力等の非認知能力を育んでいることが大切なのです。

宿泊に向けた準備や宿泊当日において、5年生の子どもたちがこれまで身に付けてきた力を発揮できることを期待しています。




山田小学校では、自分のことだけ、また、自分の友達のことだけに目を向けて主張をするのではなく、学級、学年、学校全体のことを考えて合意形成を図る力を子どもたちに身に付けられるよう教育活動を充実させてまいります。