学校日記

11人が奏でた奇跡 ― 東京都中学生吹奏楽コンクール 金賞受賞 ―

公開日
2026/08/07
更新日
2026/08/07

部活動

8月6日、府中の森芸術劇場ウィーンホールで開催された第66回東京都中学生吹奏楽コンクールにおいて、本校吹奏楽部がB組金賞を受賞しました。


演奏曲は、吹奏楽のための音絵巻「鳥獣戯画」。


ステージに立ったのは、わずか11人。大編成の学校が並ぶ東京都大会において、この人数で挑むことは決して容易なことではありません。一人でも音が欠ければ音楽は成り立たず、一人一人が主役であり、一人一人が仲間を支える存在でした。だからこそ、生徒たちはこの日のために、誰一人妥協することなく、毎日の練習を積み重ねてきました。


本番では、一音一音に思いを込め、仲間を信じ、心を一つにした演奏を披露。会場には、人数の少なさをまったく感じさせない豊かな響きが広がり、「鳥獣戯画」の世界が鮮やかに描かれていきました。


審査員からは、「クラリネットソロが大変素晴らしかった」「美しい音色とフレーズ感、曲想に合った表現が見事」「小人数を感じさせないバランスの良い音色」「全員で音楽をつくり上げるチームワークが素晴らしい」など、数多くの温かい講評が寄せられました。また、「今日だけではなく、今日に至るまでの努力を感じるステキな演奏でした」という言葉は、生徒たちにとって何よりの励ましとなりました。


もちろん、講評には今後への課題も示されました。リズムの軽やかさやフレーズの流れ、響きの整理など、さらに高みを目指すための具体的なアドバイスです。しかし、それは金賞という結果の先に、さらに成長できる可能性があるという期待の表れでもあります。


金賞は、演奏した11人だけの力ではありません。日々熱心に指導に当たった顧問の先生方、支えてくださった保護者の皆様、応援してくれた全校生徒や地域の皆様、そして苦しい時も励まし合いながら歩んできた仲間たち。そのすべての思いが重なり、一つの「金賞」という輝きにつながりました。


音楽は目には見えません。しかし、人の心を動かし、努力や友情、感謝の気持ちを音に乗せて届けることができます。恩方中学校吹奏楽部が奏でた11人の音色は、まさにそのことを証明してくれました。


この金賞はゴールではなく、新たなスタートです。今日の感動を胸に、恩方中学校吹奏楽部はこれからも、一人一人が輝き、聴く人の心に届く音楽を目指して歩み続けます。温かいご声援をいただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。