【戦後80年】②父が贈った二宮尊徳像
- 公開日
- 2025/09/11
- 更新日
- 2025/09/11
恩方の歴史と暮らし
校庭の端にいる尊徳さんは、かつて木造校舎の前に立っていました。【上 右上の囲み 戦後の運動会の様子】
撤去する学校が多い中、なぜ残されているのでしょうか。
台座の裏に刻まれた碑文には、「日支事変」と呼ばれた中国との戦争で、銃創を負い亡くなった峰尾林作さんをしのび、昭和14年5月に父親が母校に寄贈したとあります。
当時は『勇ましい先輩に続け!』と鼓舞されたのかも知れません。
今は「子を思う親の心」で、静かに平和と命の大切さを訴えかけているように思います。
本を持つ左手が失われていたので、150周年を機にスチロールで修復しました。恩二小の児童が勉強に励みますように。【下】