【戦後80年】①『ランドセル地蔵』と恩方の炭
- 公開日
- 2025/09/04
- 更新日
- 2025/09/04
恩方の歴史と暮らし
今年は先の大戦から80年、戦争について見聞きする機会が多かったことと思います。恩二小に残された古い物から、当時の様子を見てみましょう。
これは文書庫にあった寄附の記録帳です。地元の皆様や卒業生からいただいた金額や物品名と日付が載っています。
【上・赤枠】隣保館に学童疎開中の学校に炭を運んだ時のお礼です。山仕事が盛んな恩方では、特産の『案下炭』を作っていました。
戦時中、小学校は『国民学校』と呼ばれていました。(現在、原小学校は中学校と一体の伊藤学園になっています。)この中の一人の子どもが、翌夏米軍機の銃撃で亡くなります。悲しんだ母親は、相即寺の地蔵堂で息子によく似たお地蔵様にランドセルを背負わせて供養したのです。