学校日記

6月12日(金)「知識・技能」という実を育てるために(主体性、思考判断表現も同じ以上に重要)

公開日
2026/06/12
更新日
2026/06/06

学校長より

学校では、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」の三つの力を育てることを大切にしています。


保護者の皆様は、お子さんのテストの点数や漢字、計算などの力に目が向くことが多いかもしれません。もちろん、これらの「知識・技能」はとても大切です。しかし、教育の目的は知識を覚えることだけではなく、学んだことを活用し、自分で考えながらよりよく生きていく力を育てることにあります。


この三つの力の関係は、木の成長に例えることができます。


まず、「主体的に学習に取り組む態度」は木の根です。「なぜだろう」「やってみたい」「できるようになりたい」という気持ちが学びの出発点になります。根がしっかり張らなければ木が育たないように、学ぶ意味や必要性を感じられなければ知識も定着しにくくなります。


次に、「思考力・判断力・表現力等」は木の幹や枝です。子どもたちは学んだ知識を使って考えたり、比べたり、説明したりすることで理解を深めます。ただ覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」を考えることで学びはより確かなものになります。


そして、「知識・技能」は木の葉や実です。漢字が書ける、計算ができるといった成果は目に見えやすいものですが、根や幹が育っているからこそ豊かな実を結ぶことができます。


こうした考え方は本校だけのものではありません。5月に行った5年3組の研究授業と講演会では、算数教育の第一人者であり、東京書籍『新しい算数』の編集委員も務めておられる 長谷豊先生からご指導をいただきました。長谷豊先生からは、子どもが主体的に考え、仲間と対話しながら学ぶことの大切さについてお話しいただくとともに、本校が目指す教育の方向性を評価し、後押ししていただきました。


本校では、知識や技能の習得を大切にしながらも、「自ら学ぼうとする力」と「学んだことを使って考える力」を育てることを重視しています。子どもたち一人一人がしっかりと根を張り、幹を太くし、豊かな実を結べるよう、学校と家庭で力を合わせて支えていきたいと考えています。


【写真2】長谷先生、今年度の水曜日の空きが2日しかない中の1日を山田小のためにご提供いただき、貴重なご教示をありがとうございました。そして、先生たちの学びの機会をつくってくれた5-3のみなさん、あらためてありがとうございました!


【写真3】夕方の校長室では、教員が長谷先生がもつ「子どもの主体性を刺激する『引き出し』」をいくつも教えてもらっていました。わたしも授業をやってみたくなりました。