【第1回】全6回のブルーベリー収穫活動が終了 ― 実際に育て、収穫したからこそ分かった「農業の大変さ」
- 公開日
- 2026/09/02
- 更新日
- 2026/09/01
1年生の出来事
今年度取り組んできたSTEAM教育の一環として行ってきた、ブルーベリーの草刈り・収穫活動も、いよいよ最終回を迎えました。第6回となる今回は3名の生徒が参加し、これをもって全6回の収穫活動が終了しました。
振り返ってみると、決して予定通りに進んだ活動ばかりではありませんでした。農作物を相手にする以上、人間の都合だけで活動することはできません。
天候に左右され、予定していた作業が思うように進まないこともありました。また、夏場には雑草が驚くほどの勢いで伸び、収穫の前には草刈りなどの環境整備も必要になります。暑さの厳しい中での作業は、生徒たちにとっても決して楽なものではありませんでした。
一方、そうした苦労を重ねたからこそ、実際にブルーベリーが実り、自分たちの手で収穫できたときの喜びは大きなものになりました。回を重ねるにつれて実の状態にも変化が見られ、第5回では、それまでの酸味を残しながらも「今までで一番甘い」と感じられる実を味わうこともできました。
普段、私たちはスーパーやお店に並んでいる野菜や果物を、完成した「商品」として目にしています。しかし、その一つ一つが店頭に並ぶまでには、育てる人が天候を気に掛け、草を刈り、肥料を与え、状態を確認し、収穫の時期を見極めるなど、数多くの作業があります。今回の活動は、そうした農業の大変さを実体験として知る機会にもなりました。
同時に、生徒たちには「自分たちが収穫したブルーベリーには、どれくらいの価値があるのだろう」という新しい視点も生まれてきます。同じブルーベリーでも、大きさや色、熟し方、甘さなどは一粒一粒違います。収穫すれば、そのまますべてが商品になるわけではありません。消費者に選んでもらうためには、品質をそろえ、適切に保存し、届けるところまで考える必要があります。
今回の6回の活動で学んだのは、単に「ブルーベリーを収穫する方法」ではありません。自然を相手にする難しさ、食べ物を生産する人の苦労、そして農作物が商品として私たちの手元に届くまでの価値を、自分たちの体験を通して感じることができました。
しかし、活動はここで終わりではありません。むしろ、ここからが次の学びのスタートです。収穫したブルーベリーをどのように生かすのか。次回は、「つくる」から「加工する・売る」へと進んでいく今後の探究活動について紹介します。