現在、恩方周辺での熊出没情報はありません!
- 公開日
- 2025/11/02
- 更新日
- 2025/11/01
市役所・行政・生活指導・防犯だより
熊の最新情報は、東京都環境局が発表してる「くまっぷ」が正確なオフィシャル情報です。詳しくはそちらをご覧ください。
ここ数日、恩方中学校にお問い合わせいただいている内容に「熊」の件があります。近年、全国的に熊の出没や人身被害が相次いでおり、ニュース報道では青梅市街に出た、日の出町に出た、あきる野市に出たと流れていますので、これだけ見ても「次は八王子??」と当然なるかと思います。
ただ、熊はGODZILLAのように移動して突然襲撃してきているわけではなく、青梅の山や日の出町、あきる野市の山奥に昔から住んでるんです。八王子市の高尾から陣馬山周辺は昔から熊の出没情報がありました。ただ、人里におりてくるようにはなったとのは確かです。理由は様々ありますが、1つは個体増加と山の中のどんぐりなどの不足、人里のエサ場の増加(柿や栗などが放置されてる)などが指摘されています。副校長の私も専門家ではないので、あくまで研修会や書籍、研究レポートで学んだレベルの話ですが。
こうした中で、恩方に「熊は出てるの?」という最初の問いに対する答えは、「山にはいるけど人里までは出ていない」ということです。
9月に上恩方町で熊の目撃などはありました。8月にも上恩方町でありました。7月には、すでにお話をしたように聖パウロ学園の奥にある山間部で捕獲された情報がいずれもくまっぷで確認できます。
他にも元八王子や四谷でも目撃情報があるんだけど、それはどうなの?と聞かれることがあります。もちろん本当かもしれませんが、見間違いもあります。写真を掲載しておきましたが、この写真は何に見えますか?写真の注釈にもありますが、ニホンカモシカなんです。こんなの山で見たら「熊」と私なら思います。もう一枚はアライグマだそうです。
熊は10月から11月にかけてたくさんの食べ物を食べて冬眠の準備をします。しかし、近年では冬眠する熊ばかりではありません。冬眠と言っても洞窟にぬくぬく寝ているものではなく、活動を最小限に心拍なども落としてじっとしているイメージです。メスはこの時期に出産もするそうです。しかし、十分な食料確保ができなかったら熊は冬眠しないこともあるそうです。こうした栄養不足の熊が食べ物を求めて人里に現れることが多くなっているのもあるやうです。
いずれにしても、秋から冬は動物にとっても食料を求める命をかけた時期でもあり、繁殖によってイライラしたり攻撃的になりやすい時期です。熊に限らず様々な動物に、登下校中の生徒が遭遇する危険もあります。通学路では、日没後の単独行動を避け、複数で登下校するなど十分な注意が必要です。
野生動物を見かけても決して近づかず、すぐに保護者や学校、警察へ連絡してください。自分の身を守るために、常に危機意識を持った行動を心がけましょう。