学校日記

5月22日(金)子どもの心理的安全は、大人が使う言葉のチョイスの影響大!

公開日
2026/05/22
更新日
2026/05/21

学校長より

先日、学童野球の指導現場を題材にしながら、教育全般に通じる本質を語っている記事をネット上で読みましたので話題といたします。

そこには、子どもを伸ばすのは怒声や威圧ではなく、「どのような言葉で関わるか」であると書かれていました。きびしい練習が理由で辞める子よりも、指導者の言葉が辛くて辞める子の方が多いのだそうです。

これは学校や家庭にもそのまま当てはまる大切な視点だと感じました。


子どもは、大人の言葉から多くのことを学びます。もちろん、してはいけないことを伝えたり、時には厳しく指導したりする場面も必要です。しかし、感情的に叱ることと、成長を願って導くことは同じではありません。ただ「だめ」と言われ続けると、子どもは失敗を恐れたり、大人の顔色ばかりを見るようになったりします。


一方で、「次はどうしたらよいと思う?」「困ったらどう声をかけようか」と問いかけられると、子どもは自分で考え始めます。この積み重ねが、これからの時代に必要な、自ら判断し行動する力につながっていきます。正解が一つではない社会を生きる子どもたちには、言われた通りに動くだけでなく、自分で考え、選び、やり直せるしなやかさが大切です。


また、大人が誰かを強く責める姿は、その場にいる周囲の子どもたちにも影響します。発言を恐れ、挑戦を避け、失敗を隠し、大人の顔色を見る子になってしまいます。

安心して挑戦できる環境があってこそ、子どもは失敗から学び、力を伸ばしていけます。


大人の役割は、子どもが転ばないように石を取り除いて歩くことではなく、転んだ時に自ら立ち上がり、泥を払って再び歩き出す力を見守り、支えることだと思います。

学校では、「できなかったこと」だけを確認するのでなく、「次にどうするか」を子どもたちとともに考える関わりを大切にしてまいります。ご家庭でも、結果だけでなく、お子さんの思いや工夫に耳を傾けていただければ幸いです。


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