学校日記

10月31日(金)「怒る」は×、「叱る」が○(大人→子ども(大人)の一次感情と二次感情、学校だよりの関連)

公開日
2025/10/31
更新日
2025/10/31

学校長より

「怒る」と「叱る」の違いを考えたことはありますでしょうか。私は、以下のような違いがあると考えます。


「怒る」

目的…自分の感情を相手にぶつけて発散すること、相手をコントロールしようとすること

例文…「なんでそんなことしたの。この前も注意したよね。信じられない。」

感情…怒りの二次感情

相手の受け止め…恐怖、軽蔑


「叱る」

目的…相手の行動を正そうとすること、成長を促すこと

例文…「あぶなかったよ。心配したよ。次は〜しようね。」

感情…心配・悲しさ・期待などの一次感情

相手の受け止め…反省、感謝、信頼


「怒る」と「叱る」は、自分の感情をコントロールできているかどうかに大きな相違があります。


大人が自分の感情をコントロールできずに怒ってしまう(暴言、暴力)と、子どもに対しては体罰や虐待、また、大人に対してはハラスメントや犯罪となります。わたしたち大人は、まずはこのことを認識して、子どもの手本とならなければなりません。

と同時に、義務教育の間に子どもたちが自身の感情をコントロールして、一次感情で対話ができるように育んでいくことが大切です。


ふれあい月間は、教職員はじめわれわれ大人が、自分の感情をコントロールできているのかを改めて見つめ直す期間でもあります。

自信をもって「怒ってない。叱ってる。」と言えますか。私も自分を見つめ直します。


☆自他の命や人権を傷つける言動を瞬発的に制止する場面では、その後の「叱る」とセットとした上での「怒る」は避けられないことをご理解ください。


学校だより11月号

↑学校ホームページ上の投稿からクリックができます。

★写真1:学校だより巻頭言 写真2:児童朝会提示資料の1ページ 写真3:教職員校内研修の1ページ