自然のアルバム54 クワの実☆この写真は、関場バス停のクワです。あたりにクワの実が落ちていました。この実は食べることができます。体験することが大事なので、食べたことのない人はチャレンジしてみてください。 ☆このクワの葉は、蚕(かいこ)のえさでもあります。八王子は、むかしから蚕を育てており、絹織物(きぬおりもの)でとても有名です。数年前まで八王子の駅前の通りにはクワの並木がありました。 ☆八王子の駅前がいつも今ごろになると、クワの実が落ちて、地面がきたくなるからでしょうか。いつの間にかトチノキという木にうえかえてしまいました。八王子市民として少しさみしいですね。 自然のアルバム53 ナルコユリ☆鳴子というのは、田んぼや畑などをあらすスズメなどをおいあらうためにつくられたものです。竹や板を使いひもをひくと大きな音がでるようになっています。 ☆ぶらさがってさく2つの花のつくりがこの鳴子ににているので、ナルコユリという名前がつきました。花の名前は、その形からつけられたものがすくなくありません。 ☆ナルコユリのナルコの意味はわかりましたね。では、ユリはどうしてユリになったのでしょうか。それは、花がさいて、風にゆれているからその名前がつきました。ユレ→ユリになったそうです。 自然のアルバム52 モミジイチゴ☆春一番に花を咲かせていたモミジイチゴがオレンジ色の実をつけはじめました。ふつうキイチゴと言っているものです。とてもあまずっぱくてジューシーなお味です。 ☆モミジイチゴは恩方の野山のあちこちに見られます。たくさん見つけて味わってみてください。どうやって見つけるかというと、4月の花のさいている場所を覚えておくのが一番でしょう。 ☆同じく、木になるイチゴで赤いイチゴがありますが、それはクマイチゴというものです。味は少しおちますが、まあまあです。秋から冬に実をつけるフユイチゴもおいしいです。 自然のアルバム51 オニヤンマのやご☆トンボになる前はヤゴといいます。水の中にすんでいて生きている虫をさがして食べています。オニヤンマのヤゴは成虫(トンボ)になるまで5・6年もかかります。 ☆トンボの目は大きいのですが、ヤゴのときは、小さな目をしています。それはなぜでしょうか。いろいろと考えてみましょう。ヒントはえさと関係があります。それはなぜでしょうか。考えてみましょう。 ☆ヤゴの時は、水のそこの土の中にいてえものをねらっています。目だたない小さい目がよいのです。また、トンボになると飛んでいる虫を取るので大きな目がいいのでしょう。なお、ヤゴの下あごはまるでエイリアンみたいです。。 自然ノアルバム50 テイカカズラ☆先日の日曜日におうち近くの山を歩いていると、大きなスギやヒノキの幹(みき)につるがからみあっていました。近くで見ると、白い花がたくさんさいていて、とてもすずしげでした。 ☆つるのようにからみあっているので、つる植物とよばれています。自分では高くなれないので、大きな木にたよっていきています。何だか少しずるいようですが、これも植物の生き方でしょうか。 ☆この花はとてもよいかおりがします。また、花の形をよく見てください。何だか風車ににていませんか。この花を天高く飛ばすと、くるくるまわりながら下りてきます。おもしろいのでぜひやってみてください。 自然のアルバム49 ニワゼキショウ☆あちこちの道ばたにさいています。学校の校庭のあちこちにもたくさんさいています。ふしぎなことに色がいくつかあるようで、白いものから、ピンクの色のつよいものまであります。 ☆キショウブというのは、アヤメのなかまだそうですが、だいぶ感じがちがうようです。アヤメ科のアヤメ属ではなく、ニワゼキショウ属だからです(ちょいと難しい?)。 ☆ニワゼキショウはもともと日本にあった植物ではなく、外国からやってきた植物で、帰化植物といいます。。植物の世界も国際交流がさかんなようですね。 自然のアルバム48 オナガアゲハ☆黒いアゲハにはいろいろあります。どこでも一番よく見るクロアゲハ。ほかにモンキアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハなどいろいます。どれも大きくてかっこいいチョウです。 ☆オナガアゲハは、クロアゲハににていますが、ややほっそりとしていて、スマートな感じで、恩方では、クロアゲハよりもオナガの方が多く見られます。それだけ自然度が高いからでしょう。また、尾状突起といって尾っぽのところが少し長いのがとくちょうです。 ☆チョウはいつどろ、どんな時によく見られるのでしょうか。チョウを見かけた日と温度やお天気などを調べてみたら、きっとわかると思います。実験道具がなくても、おもしろい研究ができると思います。 自然のアルバム47 スイカズラ☆今、校庭のある場所にスイカズラが咲き始めました。どこでしょうか。答えを 教えてしまってはつまらないので、みんなで探してみてください。どうしてもわからない 時には、職員室の副校長先生のところまでどうぞ。 ☆このスイカズラという花は、とてもよいかおりがします。道を歩いていて、どこからともなくかおるがしてきます。近くをさがすとかならずスイカズラがたくさんの花をつけていますよ。スイカズラは冬でも葉が枯れずにあるので、忍冬(にんどう)ともいいます。 ☆目で見て、鼻でにおいをかぎ、耳で聞き、舌(した)で味わい、手で手さわりを楽しみましょう。森のかおり、草のにおい、小鳥のさえずりなど五感(ごかん)を使って観察しましょう。 |