修学旅行 苫小牧地区の開拓にあたった八王子千人同心のお墓へ
- 公開日
- 2025/05/14
- 更新日
- 2025/07/27
千人同心、苫小牧市勇払中学校との交流
勇払に到着しました。
225年前に千人同心がつないだ苫小牧・勇払との絆が再び深まる瞬間です。
恩方中学校76名の生徒たちと恩方中学校学校運営協議会会長の松崎様、教職員一行が八王子千人同心の方々が眠るお墓をお参りしました。
寛政12年(1800年)幕府の許可を得て、胤敦は弟の新介とともに、千人同心の子弟100名を率いて北海道に渡りました。胤敦は白糠(しらぬか、現在の白糠町)、新介は勇払(ゆうふつ、現在の苫小牧市)にそれぞれ向かいますが、現地の気候の厳しさは彼らの想像を超えるものでした。開拓による収穫は乏しく、病人や死者が続出し、開拓事業は終了せざるを得ませんでしたが、こうした胤敦らの事業がゆかりとなり、昭和48年(1973年)八王子市と苫小牧市は姉妹都市となりました。その後、友好をさらに発展させるために千人同心の多くが暮らした恩方中学校と苫小牧市立勇払中学校との姉妹校交流が始まりました。