学校日記

令和8年度都立高校志望校調査集計(校長会調査)が都教委より発表されています!

公開日
2026/01/08
更新日
2026/01/09

進路・高校受験など

東京都教育委員会から「令和8年度 都立高校全日制等志望予定(第1志望)調査の結果について」という文書が公開され、本日の新聞にも報道が出ています。

これらは、都内の区市町村立の中学校、義務教育学校の卒業予定者7万7555人の12月時点での学校内での進学志望調査の結果から都立高校分を各学校が集計し、東京都に報告・公表したものです。


この結果を見ると、全日制のうち都立高校の志望者は4万4704人で、志望率は65・79%(前年度比1・18ポイント減)と31年ぶりに60%台になった前年度をさらに下回り、過去最低を更新しました。私立などを含めた全日制の進学志望者は6万8283人で、志望率は88・04%(同0・02ポイント増)で増加傾向なので単純に全日制の都立高校進学希望者が減少していることがわかります。こうした現状は、24年度から高校授業料の実質無償化の所得制限を撤廃し、国も26年度から私立高の授業料無償化の所得制限をなくし、支給上限を年約45万7千円に引き上げたためとの見方が強いといわれています。


この調査結果について注意点がいくつかあります。

①あくまでも12月の時点での調査で、以前に比べても志望校を直前まで未定にする生徒もいますので実際の出願者の実態とは異なります。

②推薦と一般入試の出願校を変える生徒もいます。

③私立を第一希望にしている生徒の出願数は含まれていません。

④この結果や実際の出願者数を見て出願校を変更する生徒もいます。

こうした点を考慮しないと、この数字だけで一喜一憂するのは間違っていますのでご注意ください。気になることがあれば、担任にご相談ください。


例1)

八王子拓真高校(一般枠)  

令和8年度志望校調査 定員192名 志望者数179名 倍率0.93倍 →一見すると全員合格に見えます


令和7年志望校調査 0.98倍 志望者数188名 2月一般出願者数 213名 応募倍率1.15倍 校長会調査より25名増

令和6年志望校調査 1.04倍 志望者数199名 2月一般出願者数 234名 応募倍率1.11倍 校長会調査より35名増


こうした傾向からすると、30名前後は志望校調査から増加する可能性があり、出願時には209名・倍率1.09倍程度になるという計算が成り立ちます。しかも、八王子拓真高校の場合は1部・2部・3部に志望順位をつけて応募するため、1部・2部は例年高倍率になっており、出願状況に大きな変動がない現時点では同様の傾向が強まる可能性があります。


例2)

秋留台高校    

令和8年度志望校調査 定員238名 志望者数212名 倍率0.89倍 →一見すると全員合格に見えます


令和7年志望校調査 定員238名 志望者数179名 →この時も全員合格に見えました

 推薦定員(30%)72名 応募者126名 推薦倍率1.75倍  志望者推薦出願率70%

 一般定員 136名 応募者数117名 一般倍率0.86倍  ※分割募集

志望調査時179名ー推薦合格者72名=107名が残っているのですが実際には+10名増加しています

令和6年志望校調査 定員238名 志望者数245名 →この時もこの数字ではほぼ全員合格に見えました

 推薦定員(30%)72名 応募者193名 推薦倍率2.68倍  志望者推薦出願率79%

 一般定員 136名 応募者数184名 一般倍率1.35倍  ※分割募集

志望調査時245名ー推薦合格者72名=173名が残っているのですが実際には+11名増加しています


ちなみに令和8年度入試から分割後期が廃止されるので、一般入試は例年の動きにはならないと思います。



また、例年の傾向からすると、秋留台高校は推薦も一般も入試科目が同じ(作文・面接)なので、推薦入試には他校より多い志望校調査の70%程度の人が応募します。このことから、定員72名のところに志望校調査の212名のうち148名程度が推薦に応募し推薦倍率は2.05倍程度になる計算が成り立ちます。しかし、今年度から分割後期募集がなくなるので、一般入試については昨年より定員が増加するため、推薦で不合格になっても、一般入試まで頑張ることが大切です。




例3)

八王子北高校





令和8年度志望校調査 定員198名 志望者数220名 倍率1.11倍 →一見すると1割程度しか不合格にならないように見えます


令和7年志望校調査 定員198名 志望者数242名 →この時は2割程度が不合格になるように見えました

 推薦定員(20%)40名 応募者121名 推薦倍率3.03倍  志望者推薦出願率50%

 一般定員 158名 応募者数193名 一般倍率1.22倍  

志望調査時242名ー推薦合格者40名=202名が残っているのですが実際には-10名となっており減少しています。





令和6年志望校調査 定員198名 志望者数214名 →この時は令和8年度と同じ1割程度が不合格になるように見えました

 推薦定員(20%)40名 応募者96名 推薦倍率2.4倍  志望者推薦出願率45%

 一般定員 158名 応募者数181名 一般倍率1.15倍  

志望調査時214名ー推薦合格者40名=174名が残っているのですが実際には+7名となっており若干増加しています。




こうした傾向からすると、令和8年度の推薦入試には50%程度の100名前後が応募する可能性があり、推薦倍率は2.5倍程度となることが予想されます。一般入試についても校長会調査220名から推薦合格者40名が抜けて180名程度が残りますが、令和7年度は若干源・令和8年度は若干増になるのでほぼ同数が一般入試に出願すれば一般応募倍率は令和6年度並みになる可能性があります。現状でも推薦は高倍率予想なので、一般まであきらめない姿勢が重要です。



このように、志望校調査の数字は鵜吞みにせず、日頃から受験に精通した先生方に相談しましょう。 ちなみに上に書いている内容は公式分析ではなく、あくまでも本校副校長による経験上の分析ですのでご注意ください。  

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