7月23日(木)「やりすぎてみないと、ちょうどいいはわからない」~子どもの成長も、大人の学びも試行錯誤の積み重ね~
- 公開日
- 2026/07/23
- 更新日
- 2026/07/16
学校長より
★夏休みの参考となればと思い、本日の投稿です。
「ちょうどいい」という言葉は、とても魅力的です。
しかし、最初からそこへたどり着ける人はほとんどいません。少しやりすぎたり、逆に足りなかったり。その経験を繰り返しながら、自分や相手に合ったバランスを見つけていくものです。
これは子どもの成長だけでなく、教員の仕事や子育てもまったく同じではないでしょうか。
〇 子どもの場合(夏休みの学習)
「毎日30分勉強しよう」と決めても、続かない日もあれば、逆に1時間取り組める日もあります。その経験を経て初めて、「自分は45分が続けやすい」「朝の方が集中できる」といった、自分に合ったスタイルが分かってきます。最初から自分にぴったりの方法を知っている子はいません。
〇 教員の場合(授業づくり)
「子ども主体にしよう」と話す時間を減らしたら、説明不足で子どもが困ってしまう。逆に、丁寧に説明しすぎると、子どもが考える時間を奪ってしまう。その両方を経験するからこそ、「ここは教える」「ここは任せる」という、学級に応じた学習の調和が見えてきます。
〇 保護者の場合(子育て)
心配のあまり先回りして手伝うと、子どもの挑戦する機会を減らしてしまう。反対に、「自分でやってごらん」と任せすぎると、子どもが助けを求められず不安になってしまう。そんな経験を通して、「見守る」「一緒に考える」「手伝う」の加減が少しずつ分かってきます。
子どもにとっても大人にとっても、うまくいかなかった経験は「ちょうどいい」を見つけるための大切な材料です。「失敗」で終わらせるのではなく、「この方法は少しやりすぎだったな」「もう少し挑戦してもよさそうだな」と振り返ることこそが、成長につながります。
学校教育も子育ても、「正解」というゴールを探す営みではありません。子どもの様子を見ながら、家庭と学校が対話を重ね、その子にとっての「ちょうどいい」を一緒に探し続ける営みです。
「やりすぎてみないと、ちょうどいいはわからない。」
この言葉を合言葉に、子どもだけでなく私たち大人も試行錯誤を恐れず、一歩ずつよりよい関わり方を見つけていけたら嬉しいです。
この投稿が、子どもたち、保護者、教職員三者にとって、夏休みの過ごし方の参考となれば幸いです。