学校日記

日本初ノーベル賞! 古い本その3『世界にほこる 湯川秀樹』

公開日
2022/03/22
更新日
2022/03/22

恩方の歴史と暮らし

昭和24年、物理学者・湯川博士は「中間子論」でノーベル賞を受賞しました。このニュースは、戦後間もない日本にとってどれだけ勇気と希望を与えてくれたことでしょう。
共に京都で学び、後にノーベル賞をもらった朝永振一郎博士と、原子力の平和利用を訴え、核兵器廃絶のために尽くしました。

【写真上】二色刷りの扉はいかにもレトロな感じ、口絵の写真はセピア色です。模写は似ていませんが、まだ40代で若々しい姿です。
【写真下】本の見返しの印から、おそらく昭和26年度の六年生が卒業記念として寄贈したことが分かります。学校の受け入れ印が逆さですが…。

偕成社・偉人物語文庫の16冊目でした。「ノーベル」「アインスタイン」もラインナップされています。

『世界にほこる 湯川秀樹』沢田謙著 偕成社 昭和26年11月15日発行 定価160円(地方価165円)※現在に直すと1200円位