二つ折りの恋文が、花の番地をさがしている
- 公開日
- 2021/05/31
- 更新日
- 2021/05/31
恩方の自然
これはフランスのルナール氏が、「博物誌」に蝶のことを書いた文です。岸田國士氏の訳が詩的ですばらしいですね。
原文:Papillon, ce billet doux plié cherche une adresse de fleur.
今、玄関まわりをひらひらと飛ぶ茶色い蝶はテングチョウ【写真上】
鼻先が天狗のようです。4本足に見えるのは、タテハチョウの仲間の特徴です。幼虫はエノキが食草です。
山の木々をひらひらと飛ぶ白いのは昼間活動する蛾でキアシドクガ。【写真中】
大量発生した幼虫に、学校のミズキは丸坊主にされてしまいました。
天敵のヤドリバチ類がおり、蛹になるときに体内から出てきました。【写真下】