自然のアルバム267 ミノムシ
- 公開日
- 2010/12/14
- 更新日
- 2010/12/14
恩方の自然
《蓑(みの)をかぶった虫》
☆蓑(みの)とはわらで作ったカッパのようなものです。その蓑によくにた形の中にいる虫なので、ミノムシといいます。バラ科やカキノキ科などの果樹の葉を食べてしまうミノガというガの幼虫が入っています。
☆幼虫はかれ葉やかれ枝を使い、糸をだしてつなぎ合わせ、袋のような(これが蓑ににてる)巣を作って枝からぶらぶらとぶらさがっています。袋の中はあたたかいのでしょうね。
☆ミノガというガはとても変わった虫です。オスは春になりさなぎからガにと一人前になり、外に飛び出していきますが、な、何と。メスはずうっとミノの中にいて、羽さえもないへんな虫で、卵もミノの中に生みます。