7.8 加害、被害を「自覚」する(性教育、性暴力防止、全校朝会講話)
- 公開日
- 2025/07/08
- 更新日
- 2025/07/08
学校から
熱中症警戒アラートが発令されるほどの暑い朝でしたが、大切な話であること、一斉に動画を視聴したい(Wi-Fiが全校への一斉動画配信に耐えられない)ことから、体育館にて全校朝会を行いました。
暑い中でも伝えたかったことは、「性暴力の加害にも被害にもならない人になること」についてです。
はじめに、被害にならないための知識を、教員作成動画を視聴しながら確認しました。
いやだな、気持ち悪いなと感じたら(嫌悪感を感じたら)、「ノーという、ゴーする(離れる)、テルする(伝える)」をすることを改めて学びました。
次に、子どもたちが意図して、または知らずのうちに加害の側にならないように、以下のことを伝えました。
○10歳超えたら心も体も考える力もぐんと大人に近づく。だからこそ、その頃までに、下ネタや気持ち悪いと思われる言動から卒業しないと、「いやだな、きもちわるいな」と思われる側になってしまいます。
○大人(10才以上)がクレヨンしんちゃんみたいなこと言ってたらおかしなことです。見たり聞いたりしている周りの人は、直接は言わなくても、「嫌だな、気持ち悪いな」と思っていると思います。
○失敗したらお家の人と一緒に「ごめんなさい」「もうしません」ができる人になってください。「先生に(誰にも)言わないで」とか言うのもダメです。
そして、子どもたちの模範となるべく、以下のような教職員の行動宣言をしました。
○画像、動画を撮る時には、「〜のために撮るよ」と伝えます
○子どもたちの後ろなどが狭くなっているところを通る時は、「通るよ」と言って、基本背中向きで手をあげて通ります
最後に、このような下ネタ、不適切な行動が、先週まで高学年でもあったと聞いていること、だからこそ、今日からそのようなことをなくそうねと伝えて話を終えました。
性教育から目を背けてきたのは一昔前まで。今は正しい性教育を行い、子どもたちが「加害」や「被害」を自覚できるよう、知識と身の守り方を伝える時代です。知っていてできない、失敗を幾度も繰り返して行動変容がない場合は、別の手立てを考える必要があるのです。
「小学校の時に家で話題にしておけばよかった」とならないよう、ご家庭でもお子さんと向き合って、プライベートゾーンのこと、パーソナルスペースのことを伝えてください。