11月6日(金)「ほめる」から「自分で動ける」へ~家庭学習への寄り添い方のヒント~
- 公開日
- 2026/11/06
- 更新日
- 2026/11/04
学校長より
★明日(11/7土)は東京都教育の日です。夏に実施した家庭学習保護者アンケートにて、承認欲求についてのご意見がありましたので、この機に学校の考え方をお伝えいたします。
小学生の時期には、「認めてもらいたい」「ほめてもらいたい」という承認欲求を満たすことが大切だと言われます。私も、そのこと自体は必要なケースもまだまだあると考えています。
「えらいね」「すごいね」とほめられたり、ごほうびをもらったりすることで、「また頑張ろう」と思えることがあります。特に、まだ自分に自信がもてない子にとって、大人からの承認は、一歩を踏み出すための大きな力になります。
一方で、そこだけに頼り続けることには注意が必要です。
「ほめられるからやる」「ごほうびがあるからやる」という動機は、他者からの評価による外発的な動機です。それだけが続くと、「誰もほめてくれないならやらない」「評価されないことには意味がない」となってしまうこともあります。
そこで、少しずつ育てたいのが、自分自身が意味や成長を感じて動く力です。
例えば、「100点とって、すごいね」から「前よりできるようになったね。自分ではどう思う?」
「宿題をやって、えらいね」から「自分で始められたね。やってみてどうだった?」
そして、「えらいね」「すごいね」という評価だけでなく、「手伝ってくれて、ありがとう」「一緒にできて、うれしかったよ」という感謝や気持ちを伝えることも大切です。これは「あなたを評価している」という上下の関係ではなく、「あなたの行動が誰かの役に立った」という実感につながります。
家庭学習でも同じです。
低学年のうちは、「一緒にやろう」「ここまでできたね」と寄り添う。少し慣れてきたら、「今日は何をする?」「どこまでやる?」と本人に決めてもらう。そして徐々に、「分からなかったら呼んでね」と距離をとっていく。
目指したいのは、大人がいなくても、自分で始め、自分で振り返り、自分で次を決められることです。
承認(ごほうび)は、短期的には、子どもが前に進むためのエネルギーになり得ます。しかし、承認され続けることをゴールにするのではなく、やがて「誰かに認めてもらう」から「自分で自分の成長を認められる」へ。
「ほめて動かす」ことから、「自分で動ける」ことへ。
家庭学習への寄り添いも、少しずつ大人の手を離し、子ども自身の自己決定・自己調整につなげていくことが大切なのだと思います。
★東京都教育委員会より、家庭学習への寄り添いの参考となる保護者向け通知がありますので、先日来学校HPに掲載しております。以下に同資料を掲載いたします。参考としてください。以下リンクは、学校HPの本投稿からジャンプできます。また、学校HPのトップページにもリンクがございます。