7月27日(月)SNSは「禁止」ではなく、「自己調整する力」を育てる時代へ
- 公開日
- 2026/07/27
- 更新日
- 2026/07/27
学校長より
夏休みは投稿を控えるつもりなのですが、①SNSについて心配な話題を目にしたこと、②夏休みはSNSの使用頻度が上がり得ること、③山田小でもSNS上のトラブルや心配事の声は学校に届いていること から、臨時的に注意喚起の投稿です。
近年、小学生同士のSNSトラブルが全国で増えています。LINEグループでの仲間外れや誹謗中傷、写真や動画の無断投稿など、子ども同士のやり取りが学校生活にも大きな影響を及ぼすケースも少なくありません。
本校でもこれまでも保護者の皆様へお伝えしてきたように、SNSは便利な道具である一方、使い方を誤れば、被害者にも加害者にもなり得ます。そして、未成年者の利用については、保護者の監督責任が伴うことを十分に理解していただく必要があります。
一方で、学校が子どもたちのスマートフォンやSNSの利用そのものを管理することはできません。家庭で契約した端末やアプリの利用時間、アカウント管理、ペアレンタルコントロール、フィルタリング、利用規約の確認などは、ご家庭の役割です。お子さんが利用するサービスの内容を知り、一緒にルールを決め、時には利用状況を確認することが大切です。
では、学校の役割は何でしょうか。
学校は、SNSを安全に使うための情報モラルやメディアリテラシーを学ぶ機会を設けること、相手の立場を考える力を育てること、そして万一トラブルが起きた際には、子どもの気持ちに寄り添い、人間関係の改善に向けて支援することです。しかし、家庭でのスマートフォン利用を直接管理したり、すべてのSNSトラブルを解決したりすることには限界があります。
だからこそ、家庭と学校が同じ方向を向くことが大切です。
私たちが子どもたちに身に付けてほしいのは、「親や先生が見ているからやらない」という力ではありません。
「送る前に一度立ち止まる」「この言葉を受け取った相手はどう感じるだろう」「今はスマホを閉じよう」と、自分で判断し、自分で行動を調整できる力(自己調整力)です。
小学校のうちは、その力はまだ十分には育っていません。だからこそ、大人がルールを示し、対話を重ね、少しずつ子ども自身へ判断を委ねていくことが大切です。
いつか親の目が届かなくなる日が来ます。その時に子どもを守るのは、監視ではなく、自分で考え、自分をコントロールする力です。
学校は情報モラル教育を通してその力を育てます。ご家庭では、利用環境を整え、ルールを確認し、困ったときには安心して相談できる関係を築いていただければと思います。
家庭と学校がそれぞれの役割を果たしながら、子どもたちの「自己調整する力」を一緒に育てていきたいと思います。