6月5日(金)大人の職場や社会とのつながりの楽しさと子どもの学校の楽しさの共通点
- 公開日
- 2026/06/05
- 更新日
- 2026/06/03
学校長より
昨日の学校公開にはたくさんの保護者、地域の方にご来校いただきありがとうございました。記憶が鮮明なうちに、アンケートにご協力いただきますようお願いいたします。
さて、本日は、大人にとっての職場や社会とのつながりの楽しさと、子どもにとっての学校の楽しさの共通点について話題にします。
大人は仕事をするためだけに職場へ行っているわけではなく、人との関わりや成長、役割の実感などにも価値を感じています。子どもも同様に、学校は勉強だけをする場所ではありません。
① 人とのつながりを感じる楽しさ
【大人の例】
* 同僚と雑談しながら気分転換をする
* プロジェクトを仲間と協力して進める
* 地域活動や趣味のサークルで仲間と交流する
【子どもの例】
* 休み時間に友達と遊ぶ
* グループ学習で協力して課題に取り組む
* クラブ活動や委員会活動で仲間と活動する
【共通点】
→「誰かと一緒にいること」そのものが楽しさや安心感につながる。
② 成長や達成を実感する楽しさ
【大人の例】
* 難しい仕事ができるようになる
* 資格取得やスキルアップを達成する
* 目標としていた成果を上げる
【子どもの例】
* 漢字テストで満点を取る
* 跳び箱や縄跳びができるようになる
* 発表や作品づくりを最後までやり遂げる
【共通点】
→「昨日の自分よりできるようになった」と感じることが喜びになる。
③ 誰かの役に立つ楽しさ
【大人の例】
* お客様から感謝される
* 同僚の仕事を手伝って喜ばれる
* 地域活動で人の役に立つ
【子どもの例】
* 当番活動でクラスの役に立つ
* 困っている友達を助ける
* 係活動でみんなを楽しませる
【共通点】
→「自分は必要とされている」と感じることで自己有用感が高まる。
④ 認められる楽しさ
【大人の例】
* 上司や同僚から仕事を評価される
* 成果を褒められる
* 自分の意見が会議で採用される
【子どもの例】
* 先生や友達に頑張りを認められる
* 発表を褒めてもらう
* 作品を掲示してもらう
【共通点】
→「見てもらえている」「認められている」と感じることが意欲につながる。
⑤ 自分らしさを発揮する楽しさ
【大人の例】
* 得意な仕事を任される
* 趣味や特技を生かして活動する
* 自分のアイデアを提案する
【子どもの例】
* 図工や音楽で個性を表現する
* 係活動で得意なことを生かす
* 学級会で自分の考えを発表する
【共通点】
→「自分らしく活躍できる場」があると、その場所に行く意味が生まれる。
⑥ ほっとできる居場所がある楽しさ
【大人の例】
* 気軽に話せる同僚がいる
* 行きつけの地域コミュニティがある
* 悩みを相談できる仲間がいる
【子どもの例】
* 一緒に過ごせる友達がいる
* 話を聞いてくれる先生がいる
* 安心して過ごせる教室がある
【共通点】
→人は「学ぶため」「働くため」だけでなく、「安心して過ごせる居場所」があるからこそ、その場に通い続けることができる。
大人が職場や地域社会に価値を感じる理由と、子どもが学校を楽しいと感じる理由は非常によく似ています。
「人とつながる」「成長する」「役に立つ」「認められる」「自分らしくいられる」「安心できる居場所がある」
これらは年齢を問わず、人が集団の中で幸福感を感じるための共通した要素と言えるでしょう。学校は勉強だけの場所ではなく、大人に見守られる中で、子どもたちがこうした経験を積み重ねながら社会性や非認知能力を育てていく大切な場だと考えています。
学校は、これらの体験ができるだけたくさんできる「しかけ」を考える学級・学年・学校とするよう日々精進してまいります。