学校日記

5月18日(月)子どもの主体性は大人が引き出す

公開日
2026/05/18
更新日
2026/05/06

学校長より

近年、学校では「主体性を育てる」という言葉がよく使われます。しかし、主体性は自然に育つものというより、「関わりや環境によって生まれるもの」と考えた方が、子どもたちの姿に合っていると考えます。


「育つもの」と考えると、「そのうちやるようになるだろう」「本人のやる気次第」と子ども任せになりがちです。その結果、できる子だけが伸び、そうでない子が取り残されることにもつながります。


主体性とは、子どもの性格とかやる気とかではなく、子どもの内発的に行動が生まれる状態です。人は、「やる意味が分かる」「できそうだと感じる」「自分で決めている」「失敗しても大丈夫」と思えたときに、自ら動き出します。


例えば家庭学習でも、「早くやりなさい」と声をかけるだけでは、なかなか動きません。そこで、「なぜ今この学習が必要なのか」を一緒に考えたり、「音読と計算、どちらからやる?」と選ばせたり、「10分だけやってみよう」と見通しをもたせたりすることで、行動しやすくなります。また、「間違えても大丈夫だよ」と安心できる雰囲気をつくることも大切です。


子どもを指図などの外的刺激で変えようとするのではなく、子どもの内面から主体性が湧き出てくるように、教員は授業へのアプローチを、保護者は家庭学習へのアプローチを工夫することが大切です。


子どもの主体性を引き出すには、周囲の大人の意図的な関わりが必要です。