学校日記

3月16日(月)一番仲良くする相手は「自分」(クラス替えを前に)

公開日
2026/03/16
更新日
2026/03/13

学校長より

子どもたちには、友達と仲良くしてほしいと多くの保護者の方が願っていると思います。学校でも、人との関わりを大切にすることを伝えています。ただ、その中で私たちがもう一つ大切にしていることがあります。それは、「一番仲良くする相手は自分自身である」ということ、そして「一番好きになってほしい相手も自分自身である」ということです。


ここで少し言葉について考えてみたいと思います。

「友達」という言葉は、特に気の合う相手や親しく付き合う相手を指すことが多い言葉です。一方で「仲間」という言葉は、同じ場所で学んだり活動したりする人たちを広く表します。学校で同じ時間を過ごす子どもたちは、まずは同じ場で学ぶ仲間です。その中で気の合う相手ができれば、そこから友達になっていきます。


このように考えると、「友達をつくらなければならない」と焦る必要はありません。クラスの仲間と穏やかに過ごすことができていれば、それだけでも十分に大切な関係です。その中で自然に友達ができることもあれば、そうでない時期があることもあります。


子どもたちは、仲間との関わりの中で楽しい思いをすることもあれば、うまくいかないこともあります。遊びに入れなかったり、思いがすれ違ったりすることもあるでしょう。そんなとき、「みんなに好かれなければいけない」「友達がいない自分はだめだ」と思ってしまうと、心が苦しくなってしまいます。


しかし、「今日は一人で過ごしてみようかな」「今はこの遊びをしてみよう」と、自分の時間を穏やかに過ごせる子は、気持ちを自分で整えることができます。実は、一人の時間を好きでいられることは、とても強いことだと私は思います。誰かと一緒にいるときだけでなく、一人の時間も心地よく過ごせる子は、自分の気持ちを大切にしながら落ち着いて生活することができます。


また、子どもたちには「自分のことを好きでいてほしい」とも思っています。誰にでも苦手なことや失敗はあります。それでも、「自分は自分でいい」「自分なりに頑張っている」と思えることが、心の安定につながります。そして、自分を大切にできる子は、仲間や友達のことも大切にできるようになります。


さて、年度の変わり目が近づくと、クラス替えのことを気にする子どもも少なくありません。新しい仲間との出会いにわくわくする子もいれば、「仲のよい友達と同じクラスになれるかな」と不安になる子もいます。もしお子さんがそのような様子を見せたときには、「大丈夫だよ」「きっと新しい出会いもあるよ」と、ぜひ温かく勇気づけていただければと思います。


子どもたちが、クラスの仲間と穏やかに関わりながら、必要に応じて友達との関係も育んでいくこと。そして何より、自分自身と仲良くし、自分のことを好きでいられること。


「一番仲良くする相手は自分」「一番好きになってほしい相手も自分」。

その気持ちとともに、一人の時間も大切にできる子どもを育んでいきたいと考えています。


⭐︎クラス替えについてお子さんと話題にする際に、この投稿を思い出していただけたら嬉しいです。