3月13日(金)「やらされる宿題」から「必要だからやる家庭学習」への意識変換(R 8に議論)
- 公開日
- 2026/03/13
- 更新日
- 2026/03/09
学校長より
本校では今、家庭学習の在り方について、学校・保護者・子どもたちの意識を少しずつ転換していく必要があると考えています。
近年の教育施策では、単に課題をこなす力ではなく、子ども自身が目的を理解し、必要性を感じて学びに向かう「主体的な学び」や「自己調整能力」の育成が重視されています。量を一律に課すことよりも、一人一人が自分の状況に応じて学び方を選び、深めていく力を育てることが、これからの時代に求められている方向性です。実際、保護者の方から、「一律の宿題はいらない」との声も聞かれます。
しかしながら、同じ学年であっても発達段階や学力には幅があります。その中で、「宿題」という形をなくしたり、減らしたりすることについては、教員にも、保護者の皆様にも、そして子どもたち自身にも、不安があるだろうと受け止めています。「本当に力がつくのか」「家庭で何をさせればよいのか分からないのではないか」。そうした思いを抱かれる保護者の方もおられることでしょう。教員の中でも、必要派・不要派・理想論不要だけど現実必要派と意見は分かれます。
だからこそ、仮に宿題として提示を続けるのであれば、何年生で何を、どのような意図で提示するのかを、学校として丁寧に整理し、共通理解を図る必要があると考えています。単なる慣習としての宿題ではなく、発達段階に応じた意味ある学習として再構築していくことが大切だと思います。
また、宿題として提示する場合であっても、それは「学校としておすすめする学習内容」という位置付けであり、家庭事情等で取り組めなかったものを、休み時間などに一律に行わせる必要はないと思います。学習は本来、自らの成長のために行うものであり、罰や補填の対象ではないとの考えです。
令和8年度がスタートしてからになりますが、教員間でも議論を重ね、方向性をまとめていく予定です。まとまり次第、段階的に実施していきますので、ぜひ今から心づもりをしていただければ幸いです。
学校・家庭・子どもたちが同じ方向を向き、「やらされる」から「自ら選び取る」学びへと歩みを進めていけるよう、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
心配な点、ご意見ございましたら、学校までお寄せください。校長室にもお越しいただければ、ぜひお話を聞かせていただきたいです。