学校日記

2月10日(火)「正解を早く得ること 」より「悩み、考えて決めること」(生きる力、自己決定、大人が先回りしない)

公開日
2026/02/10
更新日
2026/01/30

学校長より

わたしたち大人は、子どもたちと比べると、長生きしている分、知識も経験も豊富だと思います。人間関係や学習で子どもが悩んでいることについても、解決策や正解をもっていることも多いでしょう。しかし、この解決策や正解を、大人が安易に子どもに伝えたり、先回りして子どもが困らない環境を必要以上に整えたりしてしまうと、子どもは自分で考えることをしなくなってしまいます。


これからの時代、いわゆる一般的な正解はAIを活用することで得ることができます。しかし、自分で悩み、考え、決断をすること、また、決断の結果に責任を負いながら、さらなる改善策を講じようとすることに向き合えることこそが、予測困難な社会を生きていくことになる子どもたちには必要です。子どもが課題に向き合おうとするエネルギーがまだ残っている時に、先回りして解決したり、道筋をつけすぎたりすることを、大人は我慢する必要があります。


子どもにとって大切なのは、正解を早く得ることではなく、自分で考えて答えを導いた経験を積み重ねることだと思います。

学校では、「選択肢やその結果のメリット・デメリットを伝えること」「一緒に考え、問い返すこと」「すぐに答えを決めず、考える時間を保障すること」を大切にしてまいります。

ご家庭でも、「どうしたらいいと思う?」「決める前に、どんなことが気になっている?」といった問いかけを意識していただき、子どもの自己決定を支える大きな力となってもらいたいと思います。


学校とご家庭とで思いをそろえ、この経験を積み重ねていくことが、子どもの成長や自信へとつながっていくと信じています。


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