授業が変わる 子どもたちが変わる
- 公開日
- 2014/01/31
- 更新日
- 2014/01/31
学校行事など
1月17日、2年生の国語の時間で「ないた赤おに」の授業参観をしました。
まず、全員が姿勢を正してあいさつから始めます。11月の授業では、あいさつを始めるのに時間がかかっていましが、子どもたちの姿勢が号令とともに変わり、話し声は聞こえてきません。見違えるような成長を感じます。
このように児童の変容は、授業の充実、指導の定着状況等を示す、大事な指標となります。
そして、全員がしっかり立ち教科書を持ち、一斉読みが始まります。息づかいもぴったり、何人かは、読みの工夫が感じられます。授業全体にリズムが生まれてきました。
今日の授業のめあては、「村びとたちににげられてしまった、赤おにの様子を読みとる」です。
教師は、児童との問答を通して、場面の理解を深めていきます。そのためには、何回も、何回も資料を読み深める必要があります。
教師の発問から、一生懸命に作った立札を壊した、赤鬼の気持ちを考えていきます。
子どもたちの発言は多様です。
その中で、「むしゃくしゃしていた」「僕はうそを言っていないのに。」「なんで僕を嫌うの」「なんで人は鬼のことを怖いと思うのだろう。」というように、「鬼を擬人化」する発言と、「鬼は鬼」という発言が混在していることに気付きます。
赤鬼を人として考えるのか、鬼として考えるかは、とても重要なことです。ちょっとした発言の違いに、読みの深さが出てきます。それは、授業の質に関わる内容へ、発展していくからです。
子どもたちの発言は続きます。まだまだ発表したい顔が見られます。
「授業が変わる 子どもたちが変わる」そんな瞬間を垣間見ることができました。