うりまる千人同心バージョンと生成AI
- 公開日
- 2025/08/13
- 更新日
- 2025/08/11
学校紹介・生徒募集・入学予定者
恩方中学校の生徒募集に合わせて親しんでもらうためのスクールキャラクターを作成しています。将来的には生徒にこうしたキャラクター作成を学習として取り組む計画もありますが、取り急ぎ今年は積極的な広報戦略の一環として生成AIを活用して恩方中学校らしいスクールキャラクターをいくつかチラシや広報誌に利用しています。
タイトルにあったイノシシのキャラクターはうりまるの千人同心バージョン。恩方中学校は千人同心の学習を郷土教育の根幹においていますので、このキャラクターは様々な総合的学習の発表に使用していきます。
このキャラクターは全て生成AIに恩方中学校の特色や千人同心の学習をさせていく過程で、キャラクター制作のコンセプトを指示することで作られたものです。今までであれば絵の得意な子やイラスト好きな子が手作業で行っていたことが簡単にデジタル化して制作が可能になります。
もちろんデメリットもたくさんあります。本来、人間がもつ発想力や創造力が生かされる場面が減ってしまい、画一的な作品が世に拡がっていく懸念。そして、そもそもこの著作権などの権利の存在が不明確になります。
しかし、技術の進歩が後退することはありません。アップルの創業者スティーブジョブズ氏は「革新的なことをしていると、時には過ちを犯す。ベストなのは間違いをさっさと認め、次のイノベーションの改善に取りかかること」と述べて技術を恐れることではなく、失敗やマイナスから学ぶことの重要性を説いています。
こうしたことから、文部科学省では昨年12月26日に初等中等教育段階における生成 AI の利活用に関するガイドラインを発表し、学校教育において生成AIを積極的に学んでいく方針を示しています。中学校では技術科でこうした学習がされていく予定です。
恩方中学校では、生徒たちの一生の思い出を作るために修学旅行などを活用して花火を打ち上げたことがあります。本当ならこの恩方中学校で子供たちの思い出に残るような大きな花火を打ち上げてあげたいところですが、様々な規制もありその姿を見ることはないかもしれません。しかし、生成AIの技術を使うと、そんな夢のような景色も現実のものになるのです。技術を恐れるのではなく、正しく使う力を学ぶこと。それが未来の教育に求められる力なのではないでしょうか。
恩方中学校には、こうした既成概念にはとらわれず様々な学習や体験をさせるためにチャレンジし続ける教員がたくさんいます。是非、皆さんも恩方中学校に入学して特色ある教育に触れてみてください。
文部科学省 初等中等教育段階における 生成 AI の利活用に関するガイドライン