中野北小学校の標高
- 公開日
- 2018/02/23
- 更新日
- 2018/02/23
校長より
1校時の6年生の社会の授業です。
担任:「富士山の高さって?」
6年生A:「3776m」
担任:「そうだね。じゃあ、高尾山の高さ知ってる?」
6年生B:「599mだっけ?」
担任:「そうそう。ところで、校長先生、中野北小の標高ってどれくらいですか?」
予告なしの担任からの無茶振りです。たまにこういうことがあります。
6年生の視線が校長に集まる中、いい加減なことは言えません。
(八王子は、多摩丘陵にあるから低地じゃないし・・・)
一瞬でいろいろなことが頭をかけめぐります。
「だいたい、40〜50mくらいじゃない?」
・・・お茶を濁してしまいました。ちょっと後悔。
授業は続きます。
担任:「南太平洋にある、ツバルという国は海抜1.5mしかなく、地球温暖化による海面上昇の影響を受け・・・」
校長への質問は授業の前フリだったわけです。
校長として、学校のことを聞かれて答えられないのはちょっと悔しいので、国土地理院の地図で調べました。
3校時、再び、6年生の教室へ。
校長:「みなさんに大切な話があります。」
漢字テストが終わってホッとした表情の子供たちでしたが、何事が起きたのかと一斉に校長の方を見ます。
校長:「中野北小学校は、北緯35度40分27秒 東経139度19分39秒のところにあり、標高は120.2mです。ですから、地球温暖化が進んでも、ツバルのように水没の危険はまだありません!」
6年生:「・・・」
ま、予想はしていましたが、薄いリアクションです。
6年生A:「わざわざ調べてくれたんだ?」
この一言で報われました。【校長】