12月避難訓練講話(休み時間火災想定)
- 公開日
- 2024/12/06
- 更新日
- 2024/12/06
校長室より
今日の訓練は火災想定でした。授業中ではなく休み時間。ということは校庭だったり、図書室だったり、場合によってはトイレだったりするときに起きた、ということです。そんな時に火災の放送が入ったら、皆さんはどんな避難をしますか?自分の教室であれば、避難経路はここ!と決められるかもしれませんが、別の場所にいたときには、自分で考えて判断しなくてはいけません。いつも教室からの避難ばかり練習していたら、いざという時に行動できませんね。どこにいても、どんな時でも自分のいのちを守るための適切な行動を身につけてほしい、と思うから今日の訓練があるのです。
早く逃げたくても、前に人がいたら無理に追い抜こうとすると前の人を押してしまいます。「おかしもち」の「お」ですね。慌てて駆け出すと、転ぶかもしれません。「おかしもち」の「か」ですね。火事はどこで起きているのか、しゃべっていたら、大切な情報を聞き逃してしまいます。「おかしもち」の「し」ですね。「防災頭巾が無い!」と言って無理に教室にとりに戻ってはいけません。「おかしもち」の「も」ですね。休み時間中の避難であっても、「おかしもち」を心がけることがいのちを守る行動につながります。ハンカチが無かったら、シャツの袖や別のもので口や鼻を覆って、姿勢を低くして、落ち着いて校舎の外に避難することが大切です。
実は、校長先生も少し焦ってしまいました。今回出火したという用務員室は職員室の真下にあります。ということは、職員室には黒い煙が階段を伝ってすぐに上がってくるでしょう。そうすると、校長室にいたら、煙を避けて、家庭科室の奥にある避難階段を使って外へ出る、という判断が大切です。いつもは使わない場所ですが、こんな時はより安全になります。皆さんはどうでしたか。ぜひ友達はどうしていたか、尋ねてみてください。外にいた人、廊下にいた人、教室にいた人、それぞれの避難経路を聞いて、自分だったら、という視点で考えてみてください。
最近は晴れの日が続いて、空気がとっても乾燥しています。こういう季節は火があっという間に大きく広がります。「火の用心!」と消防の人が呼びかけるのは、冬に火事が多いからです。絶対に火事を起こさないよう、気をつけましょう。お話を終わります。