学校日記

「感謝」についてのお話(2月19日朝会より)

公開日
2024/02/19
更新日
2024/02/19

校長室より

 2月も後半になりました。終業式まであと24日。6年生は卒業式まであと23日しかありません。気持ちは焦ってしまいますが、1年の終わりのとても大切な時期。学習も、生活も、時間を大切に過ごしていきましょう。さて、今日は「感謝」ということについてお話します。この字、「感」は分かりますね。「感動」とか「感想」とか、思い描くこと。「謝」は?「謝る」とか「謝罪」なんかで見かけますよね。どうしてまるで正反対の意味の言葉が組み合わされているのでしょう。この字には、もともと「ことわる、わびる、礼を言う」などの意味があります。言べんを外した「射」は「弓を射る」時に使う言葉です。弓を射た瞬間、張り詰めていた弦はゆるみ、一気に緊張がとけます。つまり、「ことわり、おわび、お礼」などの気持ちを「言葉」に表すことで心の緊張をとくのが「謝」なんです。確かに、感謝の「ありがとう」も謝罪の「ごめんなさい」も、その言葉が言えると、言った本人も言われた相手も緊張がとけて、打ち解ける不思議な言葉ですね。
 さて、この感謝。皆さんは今、誰に対してしますか?校長先生の頭に思い浮かぶのは、6年生の姿です。先日は、6年生がリードする最後の「縦割り班」がありました。「縦割り班のリーダー」を任される6年生は、単に優しくて遊んでくれるお兄さん、お姉さんではありません。事前にメンバーの顔を思い浮かべ、みんなが「笑顔になれる」遊びや方法を一生懸命考え、準備をしてきているのです。縦割り班の他にも、挨拶運動でも、委員会活動でも、運動会などの行事でも、6年生はいつも「自分たちがやりたいこと」よりも、「みんなが楽しくなること」を優先して南大沢小学校を引っ張ってきたのです。その立派な姿勢に「感謝」したいと思います。ありがとう。そして、今月末には「6年生を送る会」がありますね。ぜひ皆さんの6年生への感謝の思いを、笑顔で表現してください。
 「感謝」と言えば、もう一つ。令和6年度、南大沢小学校は、「学校開校40周年」を迎えます。学校ができてからこれまで、たくさんの子供たちの成長を見守ってきた学校に、「感謝」の気持ちを伝え、地域の方々も交えたみんなで喜び合う盛大なお誕生会を企画しています。そこで、みんなの気持ちを一つにして届けるいい方法はないかな?と校長先生は考えました。そして、思いついたのが「南大沢小学校の周年を記念した世界で一つだけの歌を作って、みんなの歌声を学校中に響かせたい」ということです。そのためには皆さんの協力が必要です。「歌詞」の言葉を募集したいのです。みんなの南大沢小学校への思い、大好きなところなどを、言葉や短い文にして、校長先生に教えてください。思いついたら、ぜひ教えてください。