10月の避難訓練から
- 公開日
- 2023/10/24
- 更新日
- 2023/10/24
校長室より
今日の訓練は「火災」でした。「火事」とも言いますね。皆さんは放送を聞き、落ち着いて行動することができたと思います。それでは、ちょっと聞いてみます。今日の火災はどこから起きたのでしょうか。(理科室)そうですね。それでは理科室はどこにありますか?(3階の一番端っこ)「はじっこ」では左右両方ありますね。「西側」「小山内裏公園の方」「音楽室の方」などの説明が必要な時もあります。なぜか。それは火事が起こったら、「火元」と言われる出火場所からなるべく遠くに逃げることが大切だからです。間違って火元に近づいてしまい、煙に巻かれてしまうと助からない、と言うことすらあるのです。だから、どこから火事が起こったのか、これはとても大切なことなのですね。そして、「理科室」で火事が起こるのはなぜですか?(ガスの線があるから、薬品があるから…)そう。他にも学校には火事後切る可能性のある場所があります。「家庭科室」「給食調理室」「職員室」これらの部屋には、ガス管が通っていて、火を使う機会が多くあります。そのため、燃えやすい場所、ということになるのです。皆さんが自分の命を守るためには、この学校のどこで火事が起きやすいのか、これを知っておくことが大切です。でも、他にも可能性はあるのです。例えば教室の水槽などで使っているモーターも電源に水がかかったり、ショートしたりすると火が出る恐れがあります。しっかりと覚えておきましょう。また、火事が起きたとき、火が広がらないようにするための工夫があります。これは先生たちがすることなので、皆さんはしっかりと逃げる準備をすることが大切ですが、「窓を閉める」これも大切なのです。火事で火が勢い良くなるためには「酸素」つまり「空気」が必要です。窓が開いていると、その空気によって火がどんどん大きくなってしまうのです。だから火事の時は窓を閉めることが大切なんですね。
さて、そうは言ったって、火事なんて起きないよ。と思っている人もいるかもしれません。この写真を見てください。これは先週の木曜日10月12日、愛知県で起こった火事です。学校の図工室が焼けてしまいました。そしてこの写真は2016年、今から7年前に、相模原市にある小学校が全焼してしまいました。この建物は文化財になるほど地域の皆さんにとっても大切な校舎だったそうです。
地震はいつ起こるか分かりませんが、火事は日ごろの心がけや注意によって防ぐことができます。教室でしっかり担任の先生から話を聞きましょう。