全校朝会 こころの日
- 公開日
- 2021/10/05
- 更新日
- 2021/10/05
学校行事
10月5日の朝会は、こころの日「笑顔の日」の話でした。写真は、学校にいただいた素敵なプレゼントです。詳しくは以下をお読みください。
今月のこころの日は、「笑顔の日」です。
みなさんは、自分が話している相手が、笑顔でいてくれるときと、怒ったような顔でいるときとどちらがいいですか。校長先生は、相手の人が笑顔でいてくれる方がいいですね。話しているときに、相手が怒った顔をしていると、ドキドキしてしまうし、ちょっぴり怖くなってしまいますね。自分に置き換えてみるとどうでしょうか。だれかとお話をしているときに、自分が笑顔でいると相手の人を安心させることができて、反対に怒った顔をしていると、相手の人を不安にさせてしまうということです。
笑顔でいるということは、相手や周りの人たちに、安心してもらうことができるということですね。
では、笑顔でいることは、自分にとってはどうでしょうか。
ある大学の先生が、笑顔について実験をしたそうです。
このときの実験では、野球のピッチャーがボールを投げるとき、笑顔で投げたときと真剣な顔で投げたときのボールの速さを比べたら、笑顔のときの方が、速いボールを投げることができた人が多かったそうです。また、100m走ったときのタイムを笑顔のときと真剣な顔のときで比べたら、やっぱり笑顔で走った方が、速く走れた人が多かったそうです。笑顔でいるということは、相手に対してだけでなく、自分に対してもいいことがあるみたいですね。
よく言われることに、笑顔でいると健康になれるということがあります。笑顔でいると、ストレスをやわらげることにつながるそうです。また、笑うことが、体の免疫力(病気に勝とうとする力)を強くして、病気になりにくい体をつくることができるそうです。実際に笑うことで、病気の症状がよくなったという例もあるようです。
それから、笑顔でいると、前向きな気持ちになれるようです。顔には、脳につながっている神経がたくさんあって、笑顔をつくることで、脳に信号が伝わって楽しい気持ちになり、考え方も前向きになるそうです。
このように笑顔でいることや笑うことは、いいことがいくつもあるようなんですが、注意しなければならないこともあります。それは、人のまちがいや失敗を見て、それを笑って笑顔になることは、周りをあたたかな気持ちにすることは決してないです。時には、いじわるやいじめにつながる行いになります。そういうことは、しないように気をつけてください。
自分以外のだれかを笑顔にした行動について話します。八王子市では、お年寄りの交通事故を減らすために、『交通安全レター作戦』という取組をしています。小学生が、交通安全のメッセージをハガキに書いて、それを市内のお年寄りの方たちに送るというものです。松木小では、4年生が書いてくれたものを出したのですが、わざわざお礼のハガキを送ってくださった方がいらっしゃいます。ちょっと読みますね。「交通安全メッセージありがとう。字がていねいですね。お花の絵もすてきです。皆さんも元気で仲よく、安全にすごしてください。」その他にも、自分のところに届いたメッセージを読んで、大変感動したということで、お礼に、きれいな色がみで作った素敵な手作りのお花を届けてくださった方もいらっしゃいます。ありがたいことですね。きっと、4年生の気持ちが伝わったんでしょうね。メッセージを読んでいるとき、その方たちはきっと笑顔になっていたと思います。
今週はいよいよ運動会があります。みんな、一生懸命練習してきたと思います。ぜひ、笑顔でがんばって、おうちの人たちに、松木小の子供たちのかっこいい姿を見せてあげてください。そうすれば、見ているおうちの人たちにも笑顔が広がるはずです。