10.3 よりよい学校とするために工夫する(委員会活動、自己有用感、キャリア教育)
- 公開日
- 2025/10/03
- 更新日
- 2025/10/02
学校から
10.2は上壱分方小学校の開校記念日。上壱分方小学校は52歳になりました。
開校記念日に合わせて、集会委員会の5.6年生が企画をしてゲーム集会を開いてくれました。
上壱分方小学校にまつわるクイズが出題され、たてわり班で合意形成して回答しました。
考えさせるための工夫があったのはゲームのルールです。
問題「上壱分方小学校の代表的な先生といえば?①校長先生、②算数のM田先生(HP投稿なのでイニシャル)、③副校長先生…」
どれも正解なのですが、回答が多いほど得点が大きいのです。
このような問題がいくつか出題され、合計点で勝敗をつけます。
この勝敗のつけ方に、集会委員児童の一番の工夫がありました。得点の合計が多いほどよいのではなく、「52(学校の年齢)」に近い班から順位づけするというのです。
回答する側のそれぞれの班は、得点がちょうど良くなるように、他の班の回答を予想しながら、絶妙な選択肢を考える必要があるのです。
子どもたちはそれぞれの問題の答え合わせごとに大盛り上がりでした。
集会委員会に限らず、それぞれの委員会では学校をよりよくするための工夫を考えて実践します。この取組を通して、「人を楽しませる楽しさ」「人の役に立つことの喜び(自己有用感)」を重ねていくのです。
この経験が、「人のために、みんなのため、社会のためにできることを頑張ろう」という思いへとつながり、「義務教育終了までに自分の進路や仕事を選択する力」となっていくのだと考えています。
つまり、「自己有用感を味わうこと」が小学校でのキャリア教育です。
学校をよりよくするのは高学年の委員会活動ですが、中学年や低学年でも、クラスという単位をよりよくする係活動がありますし、隣の子の落とし物を拾うことだけでも自己有用感は高まっていきます。
われわれ大人は、これらの機会を創出したり、しっかり見とって価値づけたりしていくことが大切です。
集会委員会のみなさん、今回は皆を楽しませる企画をありがとうございました!