9.2 読みの困り感に寄り添う(ディスレクシア、ことば教員による校内研修)
- 公開日
- 2025/09/02
- 更新日
- 2025/09/01
学校から
「ディスレクシア」ということばを聞いたことがあるでしょうか。これは、知的な遅れがないにもかかわらず、文字の読み書きに著しい困難を抱える学習障害の一種で、2.5〜8%の割合(調査により差異あり)と言われています。
【写真1】校内研修では、ディスレクシアの方が文章を読む時の見え方を体験しました。
上半分のきまりに基づいて、下の文章を読んでみてください。
(reading time)
暗号を解読するかのように読み進めることはできても、一度の読みで何が書いてあったかの全体を理解することは難しいことが体験できました。
【写真2】こちらの写真では、ひらがなの並びが誤っているにもかかわらず、何が書かれているのかを読み取ることができる方が多いのではないでしょうか。
読みに困り感がない人は、ひらがなを文字通り正しく読み取る以上に、「こういうことが書かれているのだろう」と単語や文節の類推をしながら文章を読み進めることができるようです。
【写真3】通常の教科書を読むことが困難な児童生徒は、音声教材の提供を受けることが可能です。
音声教材の利用には申し込みが必要です。
[参考]音声教材の提供申請について
家庭学習の音読にて、お子さんに必要かもと感じたら、担任までご相談ください。