7.14 「学び方」を学ぶ(主体的に学びに向かう態度、出前授業、専門家活用)
- 公開日
- 2025/07/14
- 更新日
- 2025/07/15
学校から
★本日の投稿は、3年2組のクラスだより「シュワッチ078号」をもとに作成しております。
漢字を学ぶには、何度も何度も読み書きを反復して学習し直す方法が一般的なのではないでしょうか。
本日、子どもたちは、書き取り練習ではなく唱えることが覚える近道であること。そして、覚えるときには、自分なりの意味をもって、そして、簡単に声に出せる覚え方がよいことを出前授業で教わりました。
出前授業の講師は、ことば講師の道村静江先生です。道村先生は元盲学校教諭であり、現在はミチムラ式漢字学習法を提唱され、漢字学習教材の開発や書籍でも著名な方です。
【道村先生が子どもたちに伝えたこと】
○漢字が苦手な子でも、覚えるのが苦手な子でも、難しい漢字に出会った子でも、漢字を部品(部首やパーツ)に分解すれば覚えることができる
○漢字には意味があって、それが組み合わさってできている
○漢字の組み立てを覚えればすぐに覚えられる
○たとえば、【乗】:「のにたてたてき」が、覚え方。「ノ+ニ+|+|+木」の組み合わせ。
○書いて練習ではなく、何度も何度も、唱えて覚えるのがこつ
盲学校の子供たちに教えてきたからこそ覚えやすい漢字学習法の実践でした。
ただ、すべての子どもにとって、この方法が最適解とは限りません。漢字を一度見るだけで覚えられるという天才肌な子もいるかもしれません。
大切なのは、「自分に合った学び方、学習量はどうだろう」と学習の仕方を調整したり、ねばり強く学習してみたりする力を身につけることです。これが、「主体的に学習に取り組む態度、学びに向かう力、人間性等」の観点の内容となります。
子どもたちには、今回の学びを、これからの漢字の学習に、そして、学びに向かう力の見直しに生かしてもらいたいです。