コロンブスの卵
- 公開日
- 2014/07/01
- 更新日
- 2014/07/01
校長より
おはようございます。いつも元気な挨拶ですね。
今日は、勉強するときに「知ってる!知ってる!」とか「簡単!簡単!」という考え方は損ですよという話をします。
皆さんは「コロンブスの卵」というお話を知っていますか。知っている人もいるようですね。昔、コロンブスという人が広い海を船でずっと行って、アメリカ大陸を発見しました。そのお祝いの会で、ある人が「そんなのただ西へ西へと行って陸地にぶつかっただけじゃないか」と言ったのです。そこでコロンブスは卵を一つ取り出して、誰かこの卵を立てられる人はいますか?と尋ねました。誰も答えません。そこでコロンブスは、卵をたてにして、テーブルに少し強く、全体が壊れない程度にガシャッとぶつけ、立てて見せました。見ていた人は「何だ、それだったらできるよ」と言いました。コロンブスは、人がやった後は何事も簡単、それを最初にやるのは大変なんだと説明したのです。
授業中に、「そんなの簡単!」「知ってる!」と思っている人、そのような態度は勉強の大きな邪魔になります。何事も、最初にやった人、言った人の難しさを味わうことが大切なのです。
もう一つお話しします。上級生は分かると思います。アインシュタイン博士が言いました。「私は、旅行は好きだが、着くのが嫌いだ!」上級生は意味が分かりますね。
平成26年6月30日 児童朝会で、校長の話より