学校日記

社会「ポツダム宣言と日本の敗戦」 3年生

公開日
2025/10/21
更新日
2025/10/21

お知らせ

 昨年度に引き続き、広島で3歳時に被爆された上田紘治さんをお招きして、「ポツダム宣言と日本の敗戦」の授業を行いました。授業中盤で上田さんから原子爆弾の実相「熱さ、放射能の被害、そして助けることのできなかった家族への思い」等を話していただいた後、八王子平和原爆資料館からお借りした「豊嶋長生くんの学生服」を見学しました。豊島長生くんは広島で被爆し、1945年8月7日に14歳で亡くなりました。八王子市内に住む遺族の方から寄託された貴重な遺品です。中学校の授業でお借りしたのは初めてのことだそうです。

 授業の最後に、上田さんに平和への思いを語っていただきました。 「意見の違いはあります。その違いを武力で解決しようとすることは間違いです。話し合いで解決しなければいけない。」

 上田さんの平和への思いと鑓水中学校が目指している「対話」と考え方が一致しており、とても感激しました。ある生徒は「学級の中でも意見の違いはある。その違いを話し合いで乗り越えることが、世界平和に近づくことだと思った。」と書いており、世界平和のために自分のできることを考えることができた貴重な時間となりました。