10月8日(木)【第6回/全7回】校内別室は「次につなぐ場所」
- 公開日
- 2026/10/08
- 更新日
- 2026/10/08
学校長より
― 将来像が違えば、別室での支援も変わります ―
山田小学校には、教室で過ごすことに困り感を抱えた子どもが、一時的に過ごすことのできる校内別室があります。
校内別室は、教室に代わって長く過ごすこと自体を目的とした場所ではありません。
まずは安心できる場所を確保しながら、
「何に困っているのか」
「どの程度の負荷なら力を発揮できるのか」
「次にどこで学ぶことを目指すのか」
を丁寧に見立て、通常の学級を含め、次の学びの場へつなぐための準備をする場所と考えています。
そのため、同じ校内別室を利用していても、その子の近未来・将来像によって支援の内容は変わります。
通常の学級への復帰を目指す場合
困り感をすべて避けるのではなく、参加できる授業や活動には少しずつ参加し、発達段階に応じた負荷に対応する力を育てていきます。
必要に応じて、うぐいす教室を利用し、困り感への対処方法を学ぶことも考えます。
近隣校への転校を目指す場合
現在の人間関係の修復にこだわりすぎず、次の学校で再スタートするために必要な学力やコミュニケーションの力を維持・育成します。
高尾山学園への転校・進学を目指す場合
現在の学年の学習だけにこだわらず、自分に必要なところから主体的に学び直していくための準備を大切にします。
特別支援学級・特別支援学校への転籍を目指す場合
現在の環境で大きすぎる負荷をかけ続けるのではなく、その子に合った負荷となるよう環境を調整し、安心感や「できた」という経験を積み重ねることを大切にします。
このように、同じ「校内別室を利用している」という状態でも、その先に目指す学びの場が違えば、今必要な支援も違います。
校内別室そのものをゴールにするのではなく、その子の次の一歩を考え、準備する場所にする。
そのために、学校では子どもの様子を丁寧に見立て、保護者の皆様と近未来・将来像を共有しながら支援を組み立てていきます。