9月16日(水)自分と相手を大切にするための「境界線」と「デジタルタトゥー」
- 公開日
- 2026/09/16
- 更新日
- 2026/09/11
学校長より
二学期の定期健康診断のために保健室に集まる機会を活用して、養護教諭より自分や人の心と体を守るための保健指導を行いました。【写真1は5-2への保健指導の様子】
皆さんは「バウンダリー(心の境界線)」という言葉を知っていますか。これは、自分が安心していられる自分だけの空間や、守りたい気持ちのことです。 心のバウンダリーだけでなく、服で隠れる場所など「自分の体」も自分だけの大切なエリアです。
このバウンダリーは人それぞれ違います。 自分が「嫌だ」と感じることははっきりと伝えていいですし、相手が「嫌だ」と言ったらすぐにやめなければなりません。 握手やハイタッチ、プライベートな質問なども、まずは相手に「いい?」と確認し、相手の境界線を尊重することが大切です。
特に注意が必要なのが、オンラインやSNSでの行動です。ネット上に一度出した写真や言葉は、完全に消すことが難しく、一生残ってしまうことがあります。これを「デジタルタトゥー」と呼びます。
例えば、友達から「体の写真を送って」と言われても、きっぱり断りましょう。 「誰にも見せない」という約束で送った写真が、知らないうちにSNSで拡散され、背景や服装から本人だと特定されてしまうケースもあります。 少人数だけに送るつもりでも、写真は一度広がると止めることはできません。
ネットを使うときは、送信ボタンを押す前に一度立ち止まり、「相手を傷つけないか」「広がっても大丈夫か」をよく考えましょう。 もし困ったことが起きたら、一人で悩まずに、親や先生など信頼できる大人にすぐに相談してください。 自分と相手のバウンダリーを大切にすることが、みんなの未来を守る力になります。
養護教諭は、体に負った傷だけでなく、心に傷がつかないように、また、人の心を傷つけないようにしながら、みんなが安心した気持ちで学校生活を送ることを保健室から願っています。
★写真で使用している画像は、子どもたちに指導で使用したスライドを要約したものです。