6月24日(水) 小中一貫教育が目指すもの(第七中学校グループ小中一貫教育の日)
- 公開日
- 2026/06/24
- 更新日
- 2026/06/24
学校長より
9:00現在、6年生が第七中学校を訪問し、授業の様子を見学しています。前半はクラスで校舎をまわり、後半時間があれば自由に見たいところにもう一度まわる計画です。第七中学校に進学予定の子はもちろんですが、横山中学校をはじめ、他の中学校へ進学予定の子にとっても、「中学校とはどのような場所なのか」を知る貴重な機会となっています。
小学校6年生にとって、中学校進学は大きな節目です。新しい校舎、新しい先生、新しい友達、教科担任制、部活動など、環境は大きく変わります。楽しみな気持ちがある一方で、不安を感じる子も少なくありません。
子どもたちの成長は、小学校卒業や中学校入学で区切られるものではありません。昨日まで小学校6年生だった子どもが、翌日には中学1年生になります。学びも人間関係も連続しており、本来は9年間を通して少しずつ積み重なっていくものです。
そのため、八王子市では小学校6年間と中学校3年間を一つのまとまりとして捉え、「義務教育9年間」を見通した小中一貫教育を進めています。
小中一貫教育の大きな目的の一つは、中学校進学時の不安を和らげることです。中学校の先生や先輩と交流したり、学校の様子を知ったりすることで、「知っている場所」「知っている人」が増えます。それは子どもたちにとって大きな安心材料になります。
また、学習面でも大きな意義があります。小学校と中学校の教員が連携し、子どもたちの学習状況や課題を共有することで、9年間を見通した学びの充実につなげています。基礎学力の定着や学習習慣の形成についても、共通した視点で取り組むことができます。
さらに、子どもたち一人一人のよさや困り感、これまでの支援の経過などを共有することで、成長を切れ目なく支えることにもつながります。
今日の午後には、第七中学校グループの小中学校の教員が集まり、学習指導、生活指導、特別支援教育などのテーマごとに分かれて協議を行います。各校で行っている実践を紹介し合うだけでなく、「小学校で育てた力を中学校でどう生かすか」「中学校で必要となる力を小学校段階でどう育むか」といった視点から、小中学校の接続について議論します。学校ごとの取組を共有することはもちろんですが、その先にいる子どもたちの姿を中心に据えながら、学校の枠を越えてよりよい教育について考える機会となっています。
現在、本校では第七中学校との連携を進めていますが、同じ中学校区にある小学校同士の交流についても、できることがないか模索していきたいと考えています。中学校で初めて出会う友達も多いため、小学生のうちから顔見知りになる機会があれば、子どもたちの安心感につながるかもしれません。第五小学校、第七小学校とは距離もあるため、オンラインでの交流や学習成果物の紹介など、間接的な交流が中心になるかもしれませんが、どのような取組が子どもたちの成長にとって有意義なのかを考えていきたいと思います。
また、山田小学校は第七中学校グループの取組だけを大切にしているわけではありません。横山地区青少年対策地区委員会の活動への参画等を通して、横山中学校、散田小学校、横山第二小学校とのつながりも大切にしています。子どもたちの成長を支える地域のネットワークは一つではありません。さまざまな学校や地域とのつながりの中で、多くの人に見守られながら育つことも、子どもたちにとって大切な経験だと考えています。
小中一貫教育は、新しい行事を増やすことが目的ではありません。子どもたちが安心して学び、自分らしく成長し、次のステージへと進んでいけるよう、学校・家庭・地域が連携しながら9年間を支えていく取組なのです。