学校日記

6月2日(火)「正解」と「納得解・非認知能力・合意形成・共同主観的現実」(学級活動)

公開日
2026/06/02
更新日
2026/05/23

学校長より

学校では、漢字や計算のように、「正解」がはっきり決まっている学習をたくさんします。

正解を知ることは、とても大切です。基礎となる力があるからこそ、いろいろなことを考えたり挑戦したりできるからです。


でも、世の中には「一つの正解」だけでは決められないこともたくさんあります。


例えば、

「クラスのみんなが気持ちよく過ごすには、どんなルールがよいか」

「友達と意見が違った時、どう折り合いをつけるか」

「運動会や係活動をどう進めるか」

こうしたことには、“絶対の正解”はありません。


そこで大切になるのが、「納得解」です。

納得解とは、「みんなで話し合いながら、“これならやっていけそうだ”と思える答え」のことです。


学級活動では、みんなで意見を出し合います。

その時、自分の考えだけを通そうとすると、うまくまとまらないことがあります。

だから、「どうしてそう思ったの?」と相手の話を聞いたり、「ここはゆずろう」と考えたり、「みんなが安心できる方法は何だろう」と考えたりします。


こうして話し合いながら、クラスみんなで「共同主観的現実」をつくっていきます。


これは少し難しい言葉ですが、「みんなで話し合って、“このクラスではこうしていこう”と共有した考え」のことです。

例えば、

「失敗しても笑わない」

「困っている人がいたら声をかける」

「挑戦した人を応援する」

そんな空気も、みんなでつくる共同主観的現実です。


そして、このような話し合いや活動の中で育つのが、「非認知能力」です。

* 相手の気持ちを考える力

* 協力する力

* 気持ちを切り替える力

* あきらめずにやり抜く力

* 自分の考えを伝える力

これらはテストの点数では表しにくいですが、将来とても大切になる力です。


小学校は、「正解を覚える場所」だけではありません。みんなで考え、話し合い、時には悩みながら、「納得解」をつくる練習をする場所でもあります。


子どもたちには、自分も相手も大切にしながら、そして必要に応じて教職員の力を借りながら、よりよいクラス、よりよい学校をつくりすすめてほしいと思います。