学校日記

今週は土曜日まで!がんばりましょう。

公開日
2017/01/23
更新日
2017/01/23

今日のできごと

 今日は、1月23日(月)です。寒さ厳しい月曜日となりましたが、高倉小学校の子供たちは元気に登校してきました。今週は、土曜日に「道徳授業地区公開講座」があります。希望者ではありますが、漢字検定も実施されます。体調にはくれぐれも気をつけながら、元気に頑張っていきましょう。
 今日は全校朝会でした。校長からは「働く」ということについて話をしました。
 校長は先週の金曜日、都立南大沢学園の公開授業・研究発表会に参加してきました。南大沢学園は、都立の特別支援学校であり、「高等部・職業学科(職業技術科)」単独の学校です。南大沢学園も含め、現在都に同じような学校が5校あります。
 普通教科の授業ももちろん行いますが、週に数日、「職業に関する教科」が設けられています。具体的で、実践的な活動を通して、就労のために必要な資質や力を磨いていきます。
 ビルクリーニング・エコロジーサービス・ロジスティクス・食品・福祉 という5つのコースがあり、生徒のみなさんは、実際に学校外の様々な施設や企業との関わり合いも経験しながら学習に取り組んでいます。
 「就労する」ということは、もちろん会社に就職することですが、そこがゴールなのではなく、会社で「働く」ことを柱としながら、社会参加をし、よりよい自己の生活、人生を開拓していくことです。基本的な生活や人との関わり、サポートを上手に求め活用していくこと、余暇の豊かな過ごし方なども含め、豊かな自立を目指していきます。
 そんな姿に触れ、「働く」ということの意味を改めて考えてみました。「仕事をする」というだけでなく、3つの視点から「働く」を考えてほしいと子供たちに話しました。
 1つ目は、「働かす」ということです。獲得した知識や技能は、いろいろな場面で働かせてこそ、生きたものになります。知識や技能だけでなく、想像力や見通す力、成功や失敗の経験で得た力を「働かす」人になってほしい。
 2つ目は、「働きかける」ということです。「言われたことをやる。できる。」これも素晴らしいことです。でも、もう一歩前進して、自ら活動や人に働きかけようとすることが大切だと思います。自ら動けばこそ、成功経験も、たとえ失敗経験でも、より大きな意味をもつことになります。主体性とか、自主性とも言われますが、自ら「働きかける」人になてほしい。
 3つ目は、「はたが楽になる(はたらく)」ということです。自分が頑張ったり、物事に一生懸命働きかけをしたりすることで、はた(周囲の人)が楽になったり、助けられたり、気持ちが救われたりします。誰かの役に立つ素晴らしさ、そして役に立てたことを喜び、自己有用感として味わえる人になってほしい。
 小学生は、仕事と言う意味ではまだ「働く」段階ではないのですが、日々の生活の中でこの3つの視点を意識しながら、自分なりの「働く姿」を求めてほしいですし、その積み重ねが一人一人の将来につながっていくのだと思っています。
 今日は、そんな話をしました。