学校日記

本の世界を楽しもう

公開日
2020/05/27
更新日
2020/05/27

校長より

 学校再開が6月1日に決まりました。3密を避けて、まずは午前・午後交代での少人数授業から開始です。生徒の笑顔が学校に戻ってきます。うれしいです(^^)v

 ふと、臨時休業中に読んだ本の紹介をしてみたくなり、校長室の廊下に2冊おいてみました。

「ライオンのおやつ」(小川糸著 ポプラ社)
 もともと社会科の教員だということもあってか、普段は小説よりもドキュメンタリーなんかのほうが好きなのですが、かわいいタイトルに惹かれネットで注文した本です。
 がんで余命いくばくもない雫(しずく)は、人生の最後の時を過ごそうと一人、瀬戸内のホスピス「ライオンの家」に入ります。そこには、毎週日曜日、入居者が思い出のおやつをリクエストできる、というお茶の時間があります。雫や入居者の最後の時をとおして、命というものを考えさせる作品です。日曜日の午後から夕方、自室のベッドの上で読みました。穏やかに暮れていく空を見て、主人公に同化していく自分を感じました。

「女子のための一生困らない手に職図鑑」(華井由利奈著 光文社)
 トリマー、日本語教師・・・など100種の職業のリアルな情報が見開き1ページに収まっています。女子でなくても、パラパラめくって拾い読みをすると楽しめます。前任の小学校でも置いていましたが、本当は中高生以上が見ると面白いのだと思います。

 そういえば、本が好きな子供でした。真っ黒に日焼けしてテニスばかりやっていた中学校時代も少し背伸びして難しい本を読んでたなあ〜・・・そんなことを思い出しました。

 今週も登校日28日(木)には、学校の図書室が開きます。生徒の皆さん、ぜひ、本の世界をのぞきにきてください。