学校日記

距離の中にも気持ちの良いコミュニケーションを

公開日
2020/04/20
更新日
2020/04/20

校長より

密閉、密集、密接を避けて、規則正しい生活はできていますか?
私は校長室と家との往復。時々仕事帰りにスーパーに寄るだけで、三密は避けているものの、あまり健康的とは言えない生活です。日曜は、この時期らしい晴天に恵まれたので、自宅から一駅離れた店に歩いて買い出しに出かけました。マスクをして「ソーシャルディスタンス」(※人と人との距離は2m以上)に気を付けて。
谷戸を流れる小川や雑木林など里山の風景を生かして作られた緑地の中を通ると、親子連れやジョギングなど、結構な人が出ていました。中には互いが接近しないようすれ違いに心配りが必要な木道もあります。緑地を下る木道に差しかかると、下からご夫婦らしき二人連れが、向こうが先に道をあけて待っていてくださいました。何だかうれしくて、木道の上から「こんにちは」「ありがとうございます」、マスクからかろうじて出ている目を合わせ感謝の思いを伝えると、木道の下から「どういたしまして」会釈が返ってきて、相手の方の笑顔が伝わってくるようでした。
「うちで踊ろう」という星野源さんの動画がアップされました。それぞれのやるべきことをそれぞれがやる、距離をとる、互いのために、また元気で会うために。俳優でシンガーソングライターである星野さんの歌声に様々なアーティストがパフォーマンスを重ねています。聴いていると、離れていても思いを伝え合うことはできる、そんな思いになります。顔を合わせたときに思いっきりの笑顔で「おはよう」「こんにちは」「元気だった?」とあいさつができるよう今は離れていましょう。そして、離れていても思いを伝えることはできる、そんな工夫をしてみましょう。
初任校で一緒だった先生からはがきが来ていました。見れば筆まめなその先生の味わいのある文字。そういえばしばらくお会いしていません。「久しぶり」こんな時だから、手紙やはがきで思いを伝えるのもいいかもしれません。先生のチャーミングな笑顔を思い出しながら、筆不精の私は「悪筆ごめん」とペンをとりました。