学校日記

5月26日全校朝会「人権の花を咲かせよう」

公開日
2025/05/26
更新日
2025/05/26

校長室より

1 かわいた大地を 耕して 小さな種を 蒔きました。
毎日水やり 愛情注げば 小さな芽が出るでしょう
ぐんぐん伸びて 葉っぱを茂らせ やがてきれいな 花咲かす
花の周りには 人が集まり みんなを笑顔に変えてくれるでしょう
2 かわいた心を うるおして 小さな希望に火をともす 
毎日コツコツ 努力すれば いつかはきっと 芽が出るでしょう 
ぐんぐん伸びて 葉っぱを茂らせ やがてきれいな 花咲かす 
僕の努力は いつの日か 大きな実を結ぶことでしょう
 今から11年前、当時「栽培美化委員会」という委員会を担当していた校長先生は、花壇のお世話など何かと大変な仕事の多い委員会の子ども達に、自分たちがやっていることは学校を明るく元気にする大切な仕事、花を育てるという行為は一人一人の心の中に花を咲かせることなんだよ、ということを考えてほしくて、「栽培美化の歌」を作りました。今朝の全校朝会のお話は「人権の花」という取り組みについてです。どんなお話をしようかと考えたとき、真っ先に思い浮かんだのがこの時の歌でした。十一年間が経っても、校長先生の気持ちは少しも変わっていません。愛情を注いで植物を育てる、という活動は、大変なこともたくさんあります。でも、植物のお世話をしたことのある人なら知っているはずです。土を耕して、種をまいて、小さな芽が出てきて、葉っぱが一つずつ増えていって、そしてきれいな花を咲かせる、という植物の成長を間近に見ることができる、ということは、「命の営み」を実感できるとても素敵なことです。
 さて、「人権」という言葉、聞いたことはありますか?読んで字のごとく、「人間の権利」ですね。これをもう少し簡単に言うと、「自分の大切さとともに、他の人の大切さを認めること」ということになります。「自分を大切にする」ということはイメージしやすいですね。自分一人で生きていたらそれでよいのだと思います。でも、地球上にはたくさんの人間がいます。日本にも様々な国や年齢、障害や病気の人だっています。この学校も同じ、一人一人違った個性の人がいて、南大沢小学校が成り立っています。その時に、「自分だけ大切にする」、「ほかの人のことなんて知らない」という考えをもっている「自分」を大切にできるでしょうか。どんな立場や境遇の人も、「にんげん」として幸せに生きる権利がある、これが大前提です。そんな世の中を作るために、「自分の大切さとともに、他の人の大切さも認めること」が必要です。そんな心を育てていくために、「人権の花運動」というものがあります。実は八王子市のすべての小学校の中で、4校だけが、その指定に選ばれました。各学年に一つずつプランターと土と花の種を配ります。クラスで協力して、素敵な花を咲かせてください。