1学期終業式 校長講話
- 公開日
- 2025/07/18
- 更新日
- 2025/07/18
校長室より
令和7年度1学期終業式講話
みなさん、おはようございます。今日はいよいよ1学期最後の日になりました。東京都もおそらく今日梅雨明けだろうと思います。さらに暑い夏がやってきます。お休みが始まると、学校のように放送が流れて「外遊びはできません」と注意してくれることがなくなりますが、毎日天気予報を見て、帽子、日傘、給水など、自分で体調管理をして元気に過ごしてください。
さて、4月の入学、進級以来、4か月が経ちました。新しい気持ちで教室に入り、クラスと自分自身のめあてを考え、それに向けて日々努力を重ねよう、と決意したこと、改めて思い出してみましょう。校長先生も『すべての子供が笑顔になる学校』という目標を実現しようと、ワクワクしながらあれこれ想像していたことを思い出します。そして、1学期の間にたくさんの素敵な笑顔に出会うことができました。
1年生は、なんといっても「挨拶名人」です。担任の先生に「スーパー1年生」と呼ばれた皆さんは、登下校中も、学校の中でも、誰よりも大きな声で元気よく、そして笑顔で挨拶しています。学校の門で1年生の元気な挨拶を聞くと、シャキーンと元気が出ます。夏休み、おじいちゃんおばあちゃんに会う人もいることでしょう。スーパー1年生の実力をあちこちで発揮してください。
2年生は、かっこいいお兄さん、お姉さんになっていました。学校探検や小山内裏公園の探検では、1年生のことを気遣い、優しく接していました。子どもまつりでは、お店を紹介する集会から堂々と発表して、本番でもたくさんのお客さんを楽しませてくれました。校長先生は学級通信で2年生の振り返りの作文を読むのをいつも楽しみにしています。
3年生は、とにかくカイコのお世話を頑張りました。担任の先生と一緒に毎朝桑の葉っぱを集めて、かわいいカイコが元気に育つように箱の中もきれいにして頑張りました。400匹近くも育てたのは、きっと新記録です。ちびまる子ちゃんにも登場した養蚕農家の長田さんも、感心していました。2学期、繭からとった糸で素敵な作品を作ってください。
4年生は担任の先生が代わったり、転入生がいたりと刺激的な1学期でしたね。そんな中でも社会科見学、水道キャラバン、小山内裏公園でのホタルの観察、そして小麦の収穫と製粉作業など、忙しい毎日の中でたくさんの経験をしました。昨日のカップケーキの原料は、4年生ががんばって用意したんですよ。ごちそう様。
5年生。6年生を支える高学年のサブリーダーとして、一人一人の意識が大きく変わりました。休み時間に外で遊ぶ時には、誰が来ても大歓迎して仲間に入れてあげていました。怪我をしたお友達がいれば、みんなでアイデアを出し合って過ごしやすくしようと努力しました。そして泥だらけになって頑張った南小米の田んぼには、毎朝様子を見に行き、その成長を楽しんでいました。6年生の移動教室では、出かけるときと帰ってきたときに、5年生からの素敵なメッセージが飾られていて、6年生も先生も感動しました。
最後は6年生。6年生のことが好きな人。(数えきれないほどの手が上がりました!)そうですよね。校長先生もこの20人の6年生が大好き。特につい先日行ってきた日光の移動教室で3日間一緒に過ごして、その気持ちがとても強くなりました。全校朝会でも、避難訓練でも、委員会やクラブ活動でも、6年生は準備を万端にして、いつも一番に登場し、下級生を迎えていました。この中にも6年生にやさしくしてもらった経験のある人がたくさんいると思います。「やさしさ」って本当に大切なことだと思いました。
さて、明日からの長い夏休みが始まるにあたって、校長先生から二つお願いがあります。
一つ目は、夏休みの過ごし方です。「あさねぼう、テレビとゲームでゴロゴロ生活」…こんな毎日を期待している人もいるかもしれません。たまには、そんな日があってもいいですね。でも、せっかくの40日間。何か一つのことに挑戦してみましょう。一日お母さん役をしてみる、毎日1冊本を読む、プールの端まで泳げるようにする、でっかいカブトムシを捕まえる、ひとりで電車に乗る…自分で立てた目標に向けて、一つのことに挑戦してみてください。学校の廊下の「夏休み挑戦してみよう」の掲示板、知っていますか?ぜひ外部のコンクールにもチャレンジしてみましょう。夏休みに頑張ると、校長先生くらいの年齢になっても昨日のことのように覚えているんですよ。
もう一つのお願いは、校長先生からの夏休みの宿題です。とても単純だけど、さぼったらダメなことです。それはね、全員元気に2学期の始業式を迎える、ということです。大きなけがや事故なく過ごす、ということです。みんなできそうですか? 約束してくださいね。これでお話を終わります。