学校日記

令和6年度修了式講話

公開日
2025/03/25
更新日
2025/03/25

校長室より

 みなさんおはようございます。そして、1年間の学校生活の「修了」おめでとう、1学期2学期の最終日は「終業式」、でも、今日3学期の最終日は「修了式」です。言葉は似ていますが、その意味は大きく異なります。「終業」とは、「終える」つまり、ある期間の「授業」を終えることです。でも「修了」は「修める」、つまりその学年の学業全般をしっかり身につけた、ということを意味します。次の学年に進級するために必要な内容を身につけていることを証明する最も大切な儀式が今日の修了式です。皆さんの修了証は、通知表の最後のページに記されています。さて、「学業全般」とは何でしょうか。国語や算数、理科や社会科、体育などは学習した内容がどんなものか、比較的わかりやすいですね。計算ができるようになった。漢字が書けるようになった。鉄棒で前回りができた…、でも、学校で学ぶことはそれだけではありません。というよりも、もっと大切なことがあるのです。それが「仲良く」「元気で」「頑張る子」という南大沢小学校の教育目標です。校長先生は児童全員の通知表を読みました。
 「困ったときに「分かりません」「手伝ってください」と言えることが増えました。苦手なことにも挑戦し、最後まで諦めない姿が多く見られた3学期でした。」
 「友達に対する優しい気持ちがあり、誰に対しても分け隔てなく仲良くすることができます。」
 「授業でのつぶやきや発言で、クラスが温かい雰囲気になり、きずなが深まりました。」
 「悲しい思いをしている友達にもそっと寄り添い、優しい言葉をかけるなど思いやりのある行動が増えました。」
 「誰かを笑顔にしたり、誰かの力になろうと動き出したりするなど、いつも人を思う言動に感心しました。」
 「何より「人」が大好きで、相手の気持ちを思いやれる優しい人です。」
すべて皆さんの通知表の所見の中に書かれていた言葉です。「仲良く、元気で、頑張る子」を立派に成し遂げた皆さん、校長先生は本当に誇らしい気持ちです。
 そして、もう一つ忘れてはいけないのが、こうして今日の日を迎えることができた陰で、みなさんのことをいつも応援し、支えてくださった家族、地域の皆さん、先生や学校で働いている皆さんがいた、ということです。1年間の終わり、節目の今こそ、「ありがとう」の気持ちを伝えてください。親しい人に改まって「ありがとう」というのは照れくさいかもしれませんが、今日、家に帰ったら、通知表を渡すときに「1年間ありがとう」と言ってみてください。地域の人に出会ったら、「いつもありがとうございます」と伝えてみてください。家族や地域の方は、その一言ですべての疲れが吹き飛ぶくらいうれしくなります。みんなのことがもっともっと好きになります。
 明日から春休みが始まります。桜のつぼみも、道端の草花も、土の中で眠っていた生き物たちも、春はみんなぐんぐん大きく成長する季節です。新しい学年で、ぐんぐん成長できるように、新しい自分になるために、春休みに「自分だけの作戦」を練っておきましょう。4月7日に、皆さんとまた会えることをとっても楽しみにしています。