7月避難訓練講話
- 公開日
- 2026/07/10
- 更新日
- 2026/07/10
校長室より
7月避難訓練(火災想定)講話
今日の訓練は家庭科室から出火した、という火災想定の内容でした。火事が起きるとその煙を感知した機械の作動により各階の階段の防煙シャッターは閉まります。皆さんが通れるのはシャッターの脇の小さな通用口だけ。いつもとは少し違う流れなので、戸惑った人もいたかもしれませんが、ここまで皆さんが「おかしもち」の約束を守って安全に避難できたこと、よかったと思います。さて、それでは今日の訓練ができたから、本当の火災が起きたとき、皆さんは自分の命が守れますか?
ニュースなどで多くの人が知っていると思いますが、6月19日、東京都内の小学校で大きな火災が発生しました。校舎四階の音楽準備室から火の手が上がった、ということでした。現在もその原因については捜査中なので今日は触れませんが、何人もの子供たちが骨折するなど大怪我をしてしまいました。この事故から、私たちは命を守るために何が必要なのか改めて考えなければいけません。これまで取り組んできた火災の避難訓練は、「家庭科室」、「理科室」、「給食調理室」、そして「職員室」等、お料理や実験で使うガスレンジなどがある部屋から起きるもの、と考えてきました。しかし、実際には火災はどこからだって起きる可能性があります。特に電気を使った家電製品、コンセントやコード、そして充電中のリチウムイオン電池等から起きる火災が近頃はとても増えている、と聞きました。
そんな時、皆さんがまず考えなければいけないことは何でしょうか?担任の先生を探すことですか?違いますね。休み時間や移動中など、周りに助けてくれる大人がいないことだってあるでしょう。だから、皆さんはこれを頭に入れてください。火事が起きたとき、まず考えなければいけないのは、絶対に「煙を吸わない」ということ。なぜでしょうか。煙を吸い込めばその瞬間に一酸化炭素中毒を起こし、気を失ってしまうからです。火災で発生した真っ黒い煙は火元から周辺に、そして下から上に、あっという間に広がっていきます。学校のような廊下や階段がある建物では、普段は安全な通路が今度は煙の通り道になってしまうのです。だから、とにかく口元をふさいで、火元から遠くに離れ、安全な場所に避難することを頭に入れてください。階段に行こう、ではなく煙から遠い方に逃げる。この学校の校舎には東と西の端に階段があります。とにかくそこへ逃げ、そして校舎の外、校庭に出ましょう。今日は授業中に起きた火事、ということなのでもちろん、先生の指示に従って、整然と避難することが正解。でも、子どもだけの時も、あなた一人しかいない時も、命を守る行動ためにどうすればよいか、しっかり考えてください。
9月には「みなみちゃんの防災検定」を実施します。10問の防災に関する問題、必ず合格できるように、これまで学んできたことを振り返っておきましょう。(写真は「ベニナギナタタケ」というキノコです。「カエンタケ」ではありません。)